12~17歳の新型コロナワクチン

ファイザー製、了承 12~17歳の3回目接種 専門家部会

12~17歳の新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について、厚生労働省の専門家部会は23日、米ファイザー社製ワクチンの対象年齢を18歳以上から引き下げるよう、使い方を定めた添付文書の改訂を了承した。

24日に開かれる別の専門家会議で公費でまかなうことが決まれば、4月から追加接種が始まる見込み。

 

部会では、イスラエル保健省による3回目接種のデー夕などを踏まえて安全性を確認した。

12~15歳の約6300人が接種を受け、心筋炎や心膜炎などの重い副反応は確認されていないという。

 

3回目接種用は18歳以上対象の米モデルナ社製もあり、厚労香はデータがまとまり次第、対象年齢の引き下げを検討する。

 

参考・引用一部改変

朝日新聞・朝刊 2022.3.24

 

 

12~17歳のワクチン「国の責任で確保を」 全国知事会が緊急提言

12~17歳の新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について、全国知事会は31日、必要なファイザー社製ワクチンを国の責任で確保するよう強く要請する緊急提言をまとめ、公表した。

厚生労働省内閣官房総務省に同日、メールで送った。

 

提言は「都道府県で市町村間の調整を行ってもなお不足が生じる場合は、国の責任において、2022年契約分の配送前倒しによる追加確保などにより、必要なファイザー社製ワクチンを確保すること」とした。

 

12~17歳が接種できるワクチンはファイザー社製のみ。

 

厚労省は11日の事務連絡で、これまでに国から示された配分枠内で、12~17歳の3回目接種分を確保するよう市町村に準備を求めた。

これに対し、市町村側が「ファイザーは高齢者らに人気が高く、すでに予約で配分枠が埋まっている」と反発。

全国知事会も緊急提言などで再三、追加配分を求めてきた。

 

だが、12~17歳の3回目接種開始を決めた25日の厚労相指示でも、追加配分について示されなかったことから、今回の緊急提言に踏み切った。

ファイザーからモデルナへの予約振り替えなど、進行中の接種計画の変更は「現実的には困難」と指摘した。

朝日新聞アピタル・2022.3.31)