私の本来の内科医としての専門は循環器科です。
しかし勤務医と違って開業医は内科全般の幅広い知識が必要になります。
さらには内科以外の臨床全般の知識が必要です。
学生時代、麻雀に明け暮れた私としては内科以外（内科だけはしっかり勉強
したつもりです。しかも洋書で）の勉強はいまだに新鮮です。
きょうは、最近患者さんから相談された眼科の病気の「黄斑前膜」をとり
あげてみました。
しかし勤務医と違って開業医は内科全般の幅広い知識が必要になります。
さらには内科以外の臨床全般の知識が必要です。
学生時代、麻雀に明け暮れた私としては内科以外（内科だけはしっかり勉強
したつもりです。しかも洋書で）の勉強はいまだに新鮮です。
きょうは、最近患者さんから相談された眼科の病気の「黄斑前膜」をとり
あげてみました。
黄斑前膜
黄斑前膜（おうはんぜんまく）はあまり聞きなれない病名です。
別名黄斑上膜ともいいます。
これは網膜の黄斑部に膜ができ、その結果として変視（物がゆが んで見える）や
視力低下（物が見えにくくなる）や大視症（物が大きくみえる）などの症状を
自覚するようになります。
普通は少しずつ症状が進行します。
加齢によって生じる病気で、６０歳代に多く見られます。
最近では、手術の進歩によりかなり直せるようになってきました。
黄斑前膜（おうはんぜんまく）はあまり聞きなれない病名です。
別名黄斑上膜ともいいます。
これは網膜の黄斑部に膜ができ、その結果として変視（物がゆが んで見える）や
視力低下（物が見えにくくなる）や大視症（物が大きくみえる）などの症状を
自覚するようになります。
普通は少しずつ症状が進行します。
加齢によって生じる病気で、６０歳代に多く見られます。
最近では、手術の進歩によりかなり直せるようになってきました。
加齢黄斑変性と黄斑前膜は症状が似ていますが、両者は治療法が全く異なります。
どのような病気ですか
眼球の網膜の前に膜が張って黄斑がそれに遮られて見えにくくなってし まう
病気です。
目の中には硝子体というゼリー状の物質が入っています。
若い間は網膜とこの硝子体は接着しています。
ところが５０歳を過ぎたころから硝子体が前方に収縮して網膜からはがれてきます。
しかし、黄斑部には硝子体の一部が残りやすく、残ったこの硝子体が膜状になり、
黄斑前膜となることがあります。
放置しても失明する病気ではありません。
場合によっては０.１以下に低下することがあります。
眼球の網膜の前に膜が張って黄斑がそれに遮られて見えにくくなってし まう
病気です。
目の中には硝子体というゼリー状の物質が入っています。
若い間は網膜とこの硝子体は接着しています。
ところが５０歳を過ぎたころから硝子体が前方に収縮して網膜からはがれてきます。
しかし、黄斑部には硝子体の一部が残りやすく、残ったこの硝子体が膜状になり、
黄斑前膜となることがあります。
放置しても失明する病気ではありません。
場合によっては０.１以下に低下することがあります。
どのような症状ですか
50歳、60歳代に多く、女性に多い傾 向があります。
初期には、血管が蛇 行しますが膜が透明のために視力な ど正常で自覚症状は
ありません。
進行すると、視力が悪くなったり物 がゆがんで見えます。
50歳、60歳代に多く、女性に多い傾 向があります。
初期には、血管が蛇 行しますが膜が透明のために視力な ど正常で自覚症状は
ありません。
進行すると、視力が悪くなったり物 がゆがんで見えます。
膜はどのようにできるのですか
http://www5b.biglobe.ne.jp/~i-ganka/2004-4.htm
（イラストで理解を深めることが出来ます）
治療は
薬で改善させることはできません。
進行をとめることもできません。
病気が進行したら手術が必要になります。
レーザーでは治療できません。
手術は局所麻酔で行います。
手術により白内障（水晶体の濁り）が進行いやすくなるので、６０歳以上の人
では白内障の手術も同時に必要となります。
実際には、眼球に開けた１mm以下の３つの小さな穴から器具を入れて硝子体
を取り除き、その後、黄斑前膜を細い特殊なピンセンットでつまんで除去し
ます。
入院期間は通常１～２週間です。
残念ながら多くの場合、完全には症状はとれません。
http://www5b.biglobe.ne.jp/~i-ganka/2004-4.htm
（イラストで理解を深めることが出来ます）
治療は
薬で改善させることはできません。
進行をとめることもできません。
病気が進行したら手術が必要になります。
レーザーでは治療できません。
手術は局所麻酔で行います。
手術により白内障（水晶体の濁り）が進行いやすくなるので、６０歳以上の人
では白内障の手術も同時に必要となります。
実際には、眼球に開けた１mm以下の３つの小さな穴から器具を入れて硝子体
を取り除き、その後、黄斑前膜を細い特殊なピンセンットでつまんで除去し
ます。
入院期間は通常１～２週間です。
残念ながら多くの場合、完全には症状はとれません。
http://www.m.chiba-u.ac.jp/class/gannka/medical/treatment/t06.html
（手術の様子のイラストを見ることが出来ます）
いつ手術をしたらいいでしょうか
視力がかなり低下してしまってからだと膜を除去しても視力が良く ならない
ことがあります。
ただ急に悪化するような病気でもないの で急を要することもありません。
歪みが気になったり、視力低下が 気になるようなら手術を考えてください。
視力の目安としては ０.５以下くらいです。
（手術の様子のイラストを見ることが出来ます）
いつ手術をしたらいいでしょうか
視力がかなり低下してしまってからだと膜を除去しても視力が良く ならない
ことがあります。
ただ急に悪化するような病気でもないの で急を要することもありません。
歪みが気になったり、視力低下が 気になるようなら手術を考えてください。
視力の目安としては ０.５以下くらいです。
術後の視力
適切な時期を選んで手術すれば視力は正常になります。
適切な時期を選んで手術すれば視力は正常になります。
＜番外編＞
新型インフルエンザに勝るとも劣らない怖いニュースが目に留まりました。
北朝鮮の攻撃対象は日本、の見方 訪朝の米専門家が指摘
今年１月に北朝鮮を訪問した米国の朝鮮半島問題研究者、国際政策センター
のセリグ・ハリソン氏は１７日、米下院外交委員会の公聴会で証言し、北朝鮮
が戦争状態に陥った場合、韓国ではなく日本を攻撃するとの見方を明らかに
した。
金正日総書記の健康状態悪化後、「反日感情が強く国粋主義的で、海外経験の
ない若手将校らが政権内で立場を強めた」ことが理由だという。
excite.ニュース 2009年6月18日 09時50分
http://www.excite.co.jp/News/world/20090618/Kyodo_OT_CO2009061801000213.html
新型インフルエンザに勝るとも劣らない怖いニュースが目に留まりました。
北朝鮮の攻撃対象は日本、の見方 訪朝の米専門家が指摘
今年１月に北朝鮮を訪問した米国の朝鮮半島問題研究者、国際政策センター
のセリグ・ハリソン氏は１７日、米下院外交委員会の公聴会で証言し、北朝鮮
が戦争状態に陥った場合、韓国ではなく日本を攻撃するとの見方を明らかに
した。
金正日総書記の健康状態悪化後、「反日感情が強く国粋主義的で、海外経験の
ない若手将校らが政権内で立場を強めた」ことが理由だという。
excite.ニュース 2009年6月18日 09時50分
http://www.excite.co.jp/News/world/20090618/Kyodo_OT_CO2009061801000213.html
＜きょうの一曲＞
Art Pepper Music Video: Choose HQ option if possible.
http://www.youtube.com/watch?v=NNQgVMM4YxU&hl=ja
Art Pepper Music Video: Choose HQ option if possible.
http://www.youtube.com/watch?v=NNQgVMM4YxU&hl=ja
