チクングニヤ熱

昨日の新聞記事に「チクングニヤ熱」という耳慣れない名前がでていました。
チクン~グニャといういかにも蚊がからんでいるような名前です。

まずはウイキペディアからです。



チクングンヤ熱(Chikungunya fever)はネッタイシマカヒトスジシマカなどにより媒介されるウイルス性の伝染病。
チクングニヤ熱チクングニア熱などとも表記する。
蚊媒介性疾患のデング熱やウエストナイル熱と症状が類似している。
潜伏期間は4日から7日。39℃以上の高熱と斑状丘疹があり、関節が激しく痛む。
チクングンヤとはマコンデ族の言葉で「前かがみになって歩く」という意味で、痛みに苦しむ患者の様子を表している。
他に頭痛や結膜炎、羞明(眩しがること)などを伴うことがある。
発熱は2日ほど続き急に終息するが、関節痛、頭痛、不眠、全身疲労などは5日から7日ほど継続する。致死率は0.1%と極めて低い。
治療法は特に確立していないが、クロロキンは効果があるとされている。
CDCは、解熱鎮痛にはアスピリンを避け、それ以外の非ステロイド系抗炎症剤を用いることを勧めている。
ワクチンは2000年に治験が行われたが、資金提供が打ち切られたために実用化されなかった。
したがって2006年現在、予防法は蚊に刺されないことだけである。
このウィルスの自然宿主はサルであり、サハラ砂漠以南のアフリカ、インド、東南アジアなどで発生する。
ウイルスを媒介する蚊はヒトスジシマカネッタイシマカであり、人間から人間への感染は認められない。
1952年に東アフリカのタンザニアで流行したのを機に発見された。不顕性感染で終わる可能性が大きいとされている。
しかし2005年以降の流行では、おそらくウイルスの遺伝子変異によって、劇症化の傾向がある。
インド洋の島国レユニオンでは、2006年5月18日までに人口78万人のほぼ3分の1に当たる25万8,000人が感染、219人が死亡している。
またインドでも2006年に各地で流行している。2007年1月24日、日本での感染を初めて確認する。



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出典 日経新聞・朝刊 2009.9.14
版権 日経新聞



チクングニヤ熱・国内初感染患者第一号になりそこる!?
http://blogs.yahoo.co.jp/jntmauritius/12144247.html

チクングニヤウイルス感染症 -Chikungunya fever-
http://www0.nih.go.jp/vir1/NVL/Aiphavirus/Chikungunyahtml.htm




<番外編>
C型肝炎治療効果、遺伝子の違いで差 事前検査が可能に
C型肝炎の治療が効くか効かないかは、人の遺伝子のわずかな違いが要因の一つになっていることが、国立国際医療センターの溝上雅史肝炎・免疫研究センター長と名古屋市立大の田中靖人准教授らのグループの研究でわかった。
14日付の米科学誌ネイチャー・ジェネティクス(電子版)に発表される。

C型肝炎はウイルスが原因の病気で、日本人に最も多いタイプでは治療薬「インターフェロン」と抗ウイルス剤「リバビリン」の併用療法が有効とされている。
しかし、約20%の患者は効きづらく、治療を受けてみないと効果がわからなかった。

このため、効きづらい患者は、月数万円の薬代が無駄になったり、発熱やうつ病などの副作用が出かねない危険を抱えながら治療を続けなければならなかった。
近く数千円の遺伝子検査キットが開発できるといい、治療前に血液を検査することにより、こうした問題を避けられるという。
85~95%の確率で、事前に薬が効くかどうかの見極めができるとしている。

薬が効かないのは、C型肝炎ウイルスの遺伝子変異が要因との研究がすでにあったが、約400人の患者の血液を調べたところ、DNAにある個人ごとのわずかな違い(遺伝子多型)が特定の領域にある人は、ない人と比べ、薬が30倍効きにくかった。
http://www.asahi.com/science/update/0914/TKY200909130238.html
出典 asahi.com 2009年9月14日8時41分
版権 朝日新聞社
C型肝炎ウイルス感染者は国内で約200万人います。
■「IL28B」という遺伝子の配列のわずかな個人差によって治療法の効果が大きく左右されることが発見されました。




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