認知症の予防には運動がよいことは以前から知られていました。
そのことを動物実験で証明したという記事が出ていました。
認知症になりたくない方には興味のある内容と思われます。
もっとも、なりたい人などいませんが。
そのことを動物実験で証明したという記事が出ていました。
認知症になりたくない方には興味のある内容と思われます。
もっとも、なりたい人などいませんが。
##認知症の予防 - 軽い運動が効果的。
アルツハイマー病を代表とする認知症の患者は高齢化と共に今後10~20年で急増すると予想される。
原因もよくわかっておらず、決め手となる治療法も確立していない病気であるが、 毎日体を動かし、心地よい汗をかくだけでも、予防効果が期待できそうなことが、国内外の研究からわかってきた。
アルツハイマー病を代表とする認知症の患者は高齢化と共に今後10~20年で急増すると予想される。
原因もよくわかっておらず、決め手となる治療法も確立していない病気であるが、 毎日体を動かし、心地よい汗をかくだけでも、予防効果が期待できそうなことが、国内外の研究からわかってきた。
#マウス使い研究 - 運動には治療薬と同じような働き?
人間でいうと65歳以上にあたる高齢マウスに、若いマウスと同じように回し車を走らせた。
脳の海馬の神経細胞のもとになる細胞の数が、運動をしない高齢マウスと比べて2.4倍になっていた。 海馬は物事を順序立ててこなす「実行能力」や記憶など認知症で衰えがちな機能の多くを担う場所で、認知症になると萎縮するケースが多い。
人間でいうと65歳以上にあたる高齢マウスに、若いマウスと同じように回し車を走らせた。
脳の海馬の神経細胞のもとになる細胞の数が、運動をしない高齢マウスと比べて2.4倍になっていた。 海馬は物事を順序立ててこなす「実行能力」や記憶など認知症で衰えがちな機能の多くを担う場所で、認知症になると萎縮するケースが多い。
早期のアルツハイマー病の進行を抑えるとされる治療薬「アリセプト」の詳しい働きもマウスで調べたところ、脳内の神経細胞のもとになる細胞が増えて新しい神経細胞ができていた。
運動は薬と同じような仕組みで脳に働きかけ、認知機能の低下を防ぐかも知れない、というのが研究グループの研究の出発点。
運動は薬と同じような仕組みで脳に働きかけ、認知機能の低下を防ぐかも知れない、というのが研究グループの研究の出発点。
加齢などで一度減った神経細胞は元に戻らないというのが従来の脳研究の常識であった。
研究グループは約2年前、高齢のサルの脳を調べ、海馬に神経細胞のもとになる細胞があり、増殖を続けていることが突き止めた。
海外では人の脳でも同様に神経細胞が増えているという研究報告もあり、今回のマウスの実験に行き着いたという。
研究グループは約2年前、高齢のサルの脳を調べ、海馬に神経細胞のもとになる細胞があり、増殖を続けていることが突き止めた。
海外では人の脳でも同様に神経細胞が増えているという研究報告もあり、今回のマウスの実験に行き着いたという。
厚生労働省が2002年に公表した推計では、国内の患者数は10年に約200万人に達し、15年には約250万人まで増えるとしている。
認知症がひどくなると患者本人だけでなく、家族らへの負担が重くのしかかる。
介護費用が大きく膨らむなど、社会にとっても喫緊の課題である。
認知症がひどくなると患者本人だけでなく、家族らへの負担が重くのしかかる。
介護費用が大きく膨らむなど、社会にとっても喫緊の課題である。
海外では運動で脳の働きがよくなることはこれまでの研究からも知られていた。
2年ほど前にオーストラリアの研究チームが記憶力などに不安を感じる中高年約300人を対象に実施した研究では、ウオーキングなどの運動プログラムを半年間受けた人たちは、認知機能が改善していた。
2年ほど前にオーストラリアの研究チームが記憶力などに不安を感じる中高年約300人を対象に実施した研究では、ウオーキングなどの運動プログラムを半年間受けた人たちは、認知機能が改善していた。
人の脳の働きを詳しく調べ、運動で認知機能が上がることを確かめた研究もある。
放射線医学総合研究所の研究員らは、認知機能に障害がある精神疾患の患者15人に週3回バスケットボールなどの運動プログラムをやってもらった。
神経心理テストでは注意機能や空間認知能力が向上していた。
また、機能的磁気共鳴画像装置(fMRI)で脳の働きを調べたところ、相手の意図を読み取るなどの認知機能も上がっていたという。
神経心理テストでは注意機能や空間認知能力が向上していた。
また、機能的磁気共鳴画像装置(fMRI)で脳の働きを調べたところ、相手の意図を読み取るなどの認知機能も上がっていたという。
東京都板橋区は今秋、軽い物忘れなどが気になる65歳以上の高齢者200人を対象に、ウオーキングなどの簡単な運動で認知症を予防する実証事業を実施する。
参加者を2グループにわける。
片方のグループには週5回以上1時間のウオーキングをして貰い、週に1回の運動教室へも参加して貰う。
残りの半数は普段通りに過ごして貰う。
期間は3~5ケ月間。
実験前後で医師の面接や脳の検査を受けて貰い、2つの集団でどの程度の効果があるかを見る。
参加者を2グループにわける。
片方のグループには週5回以上1時間のウオーキングをして貰い、週に1回の運動教室へも参加して貰う。
残りの半数は普段通りに過ごして貰う。
期間は3~5ケ月間。
実験前後で医師の面接や脳の検査を受けて貰い、2つの集団でどの程度の効果があるかを見る。
統計学的に有意な差がでれば「国の介護予防事業にも生かしていく。」計画である。
認知症を予防するのに適度な運動がよさそうなことはだんだんわかりつつあるが、具体的な方法はまだよくわかっていない。
「運動スタイルに関係なく、疲れ過ぎず心地よく体を動かせば、脳の働きをよくすると期待できる。」と言われている。
室内でウオーキングマシンや反復運動するよりも、家の近くを散歩するほうがより効果が期待できそうという。
「運動スタイルに関係なく、疲れ過ぎず心地よく体を動かせば、脳の働きをよくすると期待できる。」と言われている。
室内でウオーキングマシンや反復運動するよりも、家の近くを散歩するほうがより効果が期待できそうという。
読んでいただいて有難うございます。
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