前立腺がんPSA検査

前立腺がんPSA検査「全年齢で推奨せず」 米政府案

前立腺がんの検診で使われているPSA検査について、米政府の予防医学作業部会は7日、すべての年齢の男性に対して「検査は勧められない」とする勧告案をまとめた。
2008年の勧告では75歳以上で検査を勧めていないが、対象を全年齢に広げることになる。

これまでに実施された五つの大規模臨床試験の結果を分析した結果、年齢や人種、家族歴にかかわらず、PSA検査が死亡率を下げるとの証拠は見いだせなかったと結論づけた。
ただ、自覚症状があったり、前立腺がんが強く疑われたりする場合は含まれていない。

米国ではPSA検査は50歳以上の男性に広く普及している。
ただ検査で見つかる前立腺がんの多くは進行が遅く、放置しても寿命には関係しない。
必要のない治療等を受けて、勃起障害や尿漏れなどの後遺症が残る人もいる。

出典 asahi.com 2011.10.8
版権 朝日新聞社



放射線治療、半数が照射足りず 前立腺がん

早期前立腺がんの放射線治療を受けた患者の半数が、根治に必要とされる放射線量を照射されていないことが大阪大などの調査でわかった。
病院の規模が小さいほど照射不足の傾向が強く、専門医らの不足が一因と考えられる。

早期の前立腺がんは70シーベルト以上という大量の放射線を照射すれば根治が可能だ。
ただこの線量では直腸粘膜の出血など重い副作用が起こる危険があるため、高度な照射技術が必要となる。

手島昭樹大阪大教授(医用物理学)らの研究チームは2003~05年、前立腺がんの放射線治療を実施している全国の大学病院とがんセンター、それ以外の国公立病院を病院規模でそれぞれ2群にわけ、無作為に病院と患者を抽出して照射線量を調べた。

約400人を調べた結果から照射量の全国的な傾向を推定すると、平均照射量は68シーベルトで、患者の半数以上が根治に必要な照射を受けていないとわかった。

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出典 asahi.com 2011.11.26
版権 朝日新聞社


<自遊時間> 不思議なニュース
窃盗容疑 電気1円分で男逮捕 民家に洗濯機持ち込み使う
無人の民家の敷地内に洗濯機を持ち込み、約1円分の電気を使ったとして、高知県警は27日、同県N町の農林業の男(55)を窃盗などの疑いで逮捕した。
容疑を認めている。

逮捕容疑は、10月4日から同23日までの間、高松市の男性(63)が管理するN町の家の敷地内に侵入し、洗濯機を搬入。
軒先のコンセントに電気コードを接続した上、23日午前9時ごろに洗濯機を稼働させて電気代約1円分を窃取したとされる。

男は自分の衣服などを洗濯していたらしい。
周辺の民家でも同様のトラブルが発生しており、同署が関連を調べている。

毎日新聞 11月27日

<私的コメント>
洗濯機はどうやって運んだのでしょうか?
水はどうしたのでしょうか?
どうして1円なのでしょうか?
不思議です。


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