ニューイヤーコンサート2008

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明けましておめでとうございます。
皆様どのように新年を迎えられたでしょうか。
お互いに、今年1年がいい年でありたいものです。

新年といえばウイーンフィルのニューイヤーコンサート

皆さんはご覧になられましたか?

今年は初めてフランス人指揮者が登場するということで話題になりました。
ジョルジュ・プレートル。何と83歳。
そんな年には思えない力強い指揮でフィルハーモニーから素晴らしい音を引き出
していました。
いつも思うのですが、このフィルハーモニーは楽器貸与ということで、この楽団特有の
伝統の音色を出しているのです。
安定感と迫力。いつ聴いても感心してしまいます。
そして何よりびっくりしたのが今年はバレリーナが演奏会場に姿を現したこと。
以前からリアルタイムで踊っているのかどうかと訝しく思っていたのですが、
その時間で踊っていることが奇しくも証明された瞬間でした。
バレリーナはもちろんのこと、馬も凄かったですね。
私はシャンパン(うそです。安いスパークリングワイン)を飲みながらこの中継を
観る(聴く)のが元旦の恒例としています。
最後の 「美しく青きドナウ」や「ラデツキー行進曲 」の頃には例年出来上がっています。
今年も例外ではありませんでした。
以前のカルロス・クライバー小澤征爾指揮もよかったですが今年も素晴らしいひと時
を過ごすことができました。

きょうはウイキペディアで、このニューイヤーコンサートを勉強してみました。
医療関係ではありませんが新年ということでご容赦下さい。

<歴史>
1939年12月31日にクレメンス・クラウスの指揮により初めて開催され、元旦の正午に
開催されるようになった。
1955年以降ヴィリー・ボスコフスキーが指揮をし、1959年各国に中継され始めた頃から
人気が高まり、現在は全世界の40カ国以上に生中継されている。2002年には小澤征爾が、
 アジア人ではズービン・メータに続き2人目の指揮者となった。

歴代指揮者(年)
  * クレメンス・クラウス
   1939,1941-1945、1948-1954
   1946-1947
   1955-1979
   1980-1986,1994,1996,1999,2005
   1987
   1988、1991
   1989,1992
  • ズービン・メータ
   1990,1995,1998,2007
   1993,1997,2000,2004
   2001,2003
   2002
   2006
   2008
   2009

<演奏曲目>
ニューイヤーコンサートの曲目の選定は、ヨハン・シュトラウス協会会長やシュトラウス
研究家など「シュトラウス一家の権威」が集まって行われている。
そこで決まった提案を指揮者とウィーン・フィルに送付し、この両者で検討される。
この際、ポピュラーで取り上げられる回数の多い曲と、なじみのない曲やニューイヤー
コンサート初登場の曲を出来るだけ交互に演奏するプログラムになるよう吟味される
(指揮者によっては、その慣習が破られる時もある)。

この演奏会では、アンコールとして演奏される3曲のうち、2曲目に美しく青きドナウ
(ヨハン・シュトラウス2世)を、最後の曲にラデツキー行進曲(ヨハン・シュトラウス1世)
を演奏するのがならわしとなっている。
また美しく青きドナウの冒頭が演奏されると、一旦拍手が起こり、演奏を中断、指揮者
およびウィーン・フィルからの新年の挨拶があり、再び最初から演奏を始めるのも
ならわしである。
新年の挨拶は、その年の指揮者により色々な趣向で行なわれる。
たとえば、2002年のコンサートでは、ウィーン・フィルの楽員に縁のある国の言葉で
新年の挨拶を述べるという形で行なわれた (日本語での挨拶はコンサートマスター
ライナー・キュッヒル(妻が日本人)が行い、小沢征爾氏は中国生まれのため中国語で
挨拶した)。
2007年はメータが「ルーマニアブルガリア欧州連合加盟を歓迎します」という挨拶を、
英独・現地語他で行った (この両国には、いずれもドナウ川が流れている)。

またラデツキー行進曲では、ボスコフスキーの時代は聴衆からの自発的な手拍子であったが、
マゼールに変わってから指揮者が観客に手拍子を求めるのが慣習となってしまった。
2001年のニューイヤーコンサートでは、ラデツキー行進曲のオリジナルバージョンが
プログラムのトップを飾った(指揮:アーノンクール)。
2005年のニューイヤーコンサートは、直前に起きたインドネシアスマトラ島沖の地震
津波災害への支援を進める内容の挨拶が第2部の1曲目の後に行なわれ、恒例となっている
ラデツキー行進曲の演奏は行われなかった(指揮:マゼール)。

中略

ボスコフスキー時代には、ウィーン・フィルの打楽器奏者であるフランツ・ブロシェクが
毎年愉快な演し物を用意しており、名物となっていた。
たとえば「山賊のギャロップ」では山賊に扮して演奏中の楽員から金品を盗んで回ったり、
「鍛冶屋のポルカ」では鍛冶屋の親方に扮して飲み食いしながら演奏したり、「爆発ポルカ
では工事現場の作業員の格好をして爆破装置のスイッチを押し、曲の最後に舞台上に風船を
飛ばしたり紙吹雪を降らせる、などである。
ブロシェク引退後も、打楽器パートが中心になって毎年さまざまな趣向が凝らされている。
2006年にはエドゥアルト・シュトラウスの「電話のポルカ」の最後で、指揮者ヤンソンス
の持っている携帯電話が鳴り出すという演出があった。

曲目は基本的にシュトラウス一家と、ウィーン・フィルシュトラウス一家に縁のある
作曲家(ニコライ、ランナー、ヘルメスベルガー、フランツ・スッペ、
カール・ミヒャエル・ツィーラーなど)の曲で構成される。

中略

<エピソード>
毎年変わる指揮者は、公式には「楽団員全員による投票によって決定されている」とされている。

中略

新年の初めであり、会場の観客は正装をしているが、新年を祝う気軽で陽気なコンサートである。
また、会場で飾られる美しい花々は1980年以来、イタリアのサンレーモ市(Sanremo)から
贈られることが伝統となっている。

同じプログラムで、12月30日はオーストリア軍のために、12月31日夜はシルベスターコンサート
して演奏され、1月1日が本番のニューイヤーコンサートとなる。

気軽な雰囲気のコンサートであるが、その切符を入手するのは極めて困難で、数ある音楽会の
中でも最もプレミアが付く演奏会の一つである。
日本人が会場に多いのは非常に有名であるが、この高額なプレミアを支払う財力はもちろんのこと、
日本企業がウィーンフィルオーストリアとの密接なビジネスパートナーである一つの証明でもある。

テレビ中継・レコーディング
ニューイヤーコンサートは衛星中継により世界各国でリアルタイムに楽しむことが出来る。
放送はオーストリアのORF、ドイツのZDF、そして日本のNHKによる共同制作である。

中略

なお、テレビ中継・レコーディングともども放映拒否・発売拒否できない条項が出演契約の中に
含まれている。
稀代のレコーディング嫌いであり、レコーディングしても時々お蔵入りにさせていたクライバーも、
その条項を翻すことは出来なかった。
とはいえ、契約の中に「出演キャンセルできない」という条項はなかったので、ウィーン・フィル
とORFでは、大晦日の収録を新年と同じように行ったり、代役の指揮者を用意しておく
(エーリッヒ・ビンダーなど)など、相当神経を使っていた。



ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ニューイヤー・コンサート 2008
http://www.nhk.or.jp/bsclassic/special/wp-neujahr_2008.html
NHKのサイトで2008年の演奏曲目が紹介されています。)


<コメント>
CDは早くも1月7日にリリースされるようです。

小澤征爾氏の指揮って2002年だったんですね。
ついこの前のような気がしていました。
年の経つのが早いわけです。

最初のマリア・カラスの顔が出ているプレートル指揮のアリア集のレコード。
大昔に買って大切に持っています。
何だかとても懐かしいです。

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