久山町

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9月4日の私のこのブログで
『医師の間では知らない方はいないという「久山町」という地名。
もし初耳でしたら覚えてえておくといいですよ。』
と書かせていただきました。

ふくろう医者の診察室  アルツハイマー認知症~トピックス
http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy/1955177.html

たまたま9月8日の朝日新聞・朝刊を読んでいたら「ニュースがわからん!」という
コーナーで「九州大の久山町研究って?」という題で紹介されていました。
しかもふくろうのキャラつきで。

箇条書きにして内容を紹介したいと思います。

●福岡市近郊の久山(ひさやま)町で40歳以上の人を対象に毎年健診。
●毎年健診、食事などの生活習慣のアンケート。
●5年sに一度は精密検診(食後30分のインシュリンなど)
脳卒中脳出血脳梗塞など)の実態解明が目的で1961年に始まった。
●人口が約6500(現在8000人)とほどよい規模で、
人口や職業の構成比が全国の平均的。
●九大から30分ぐらいで、町長や衛生担当の職員らの行政側も協力的だった。
●病理解剖は初年の61年はゼロ。現在は8割。
アルツハイマー病は解剖しないと正確な診断はできない。
それもあって久山町研究は世界でもい注目されている。)
●九大が町全体を健康管理して住民もメリットを享受している。
(たとえば九大の医師が周1回開業医を回って相談に乗ったり、入院した
住民を見舞って様子をみたり)
●死亡率(対1000人/年)も脳や心臓の病気では全国平均より低い。
        久山町 (全国平均) 
脳卒中 1.0 (1.7)
心血管疾患  1.2 (2.2)       

これからも気をつけていれば目に入る町名です。
ひょっとして全国で一番有名な小さい町(ゴメンナサイ)かも知れません。

医療専門のブログは別にあります。
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葦の髄から循環器の世界をのぞくhttp://blog.m3.com/reed/200708