医療の難解語 その2(2/2)

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難しい「病院の言葉」患者支援団体が募集

患者支援団体いいなステーション(事務局・神奈川県)は今月、全国の患者、家族を
対象に、医師に言われて勘違いしたり、よく理解できなかったりした言葉を募集し
始めた。
 
代表の和田ちひろさん(36)は「病院の言葉」委員会の委員でもあるが、今度は患者
の立場から調べて違いを見たいという。
37の患者会に呼びかけ、すでにメールが30通以上届いた。
分かりにくい言葉に解説をつけ、「新人患者さん向けの用語集」(仮称)を作る考えだ。
和田さんは「コミュニケーションのギャップがあると、医療者も疲弊する。
互いに分かる言葉で話すことは大切ですよね」。来年1月12日まで、ウェブサイト上
(http://bgenki.jp/)から応募できる。
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出典 朝日新聞・朝刊 2008.10.23
版権 朝日新聞社

<コメント>
随分前に医師と看護師がカルテを共用するという話がありました。
そのために、医師の英語やドイツ語でのカルテへの記載は不可という事態になりました。
幸い私は、その前に勤務医を辞めて開業したので実際にどうなったかは知りません。
その話が出た時、用語によっては日本語に訳せなかったり漢字が難しくて記載に時間が
かかるんではないかと心配しました。
看護師が外国語の専門用語を習熟すればよい話ではないかと正直思いました。

今回の病院の言葉」委員会の動きは、どうやら患者さん側(受療側)からの動きで、
医療提供側は参加していないようです。
その点が少し寂しく感じました。

<番外編>
サルコジ人形に呪いの針ブスリ キット販売に大統領激怒
恨みを持つ人物や敵の人形に針を刺して呪(のろ)いをかける西アフリカなどの風習に
ならい、フランスでサルコジ大統領の人形に針を刺すキットが売り出され、大評判に
なった。
だが、大統領はかんかん。
回収を求めたものの、発売元は無視を決め込んでいる。

仏出版社が出した全長約20センチの大統領の布製人形と針12本がセットで、大統領
の伝記が付録だ。
人形には大統領の主な発言や政策、エピソードが書き込まれ、トーゴベナンなど西
アフリカの国々やカリブ海諸国に根付いた民俗宗教の慣習に従って、気に入らない
ところに針を刺す趣向だ。

2万部が9日から書店に並び、売り切れが続出している。同時に発売された仏社会党
ロワイヤル前大統領候補の人形も好評だ。

大統領側は弁護士を通じて回収するよう求めたが、発売元は「冗談なのに目くじらを
立てるな」と応じない構え。
大統領は24日、回収を命じるよう司法当局に審理を申し立てた。
一方、ロワイヤル氏は逆に面白がり、ラジオで「有名になった代償だ」と話した。
asahi.com 2008.10.26
http://www.asahi.com/international/update/1024/TKY200810240266.html
版権 朝日新聞社

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