新型インフルエンザ ワクチン  2009.9.12

豪の新型インフル用ワクチン、1回で効果

豪製薬大手「CSL」が発表
豪製薬大手「CSL」は11日、自社製の新型インフルエンザのワクチンについて、1回の接種で9割以上の人に免疫を高める効果があったと発表した。

新型インフルエンザは、ほとんどの人に免疫がないため、ワクチンを2回接種する必要があると考えられていた。

同社のワクチンは、日本のワクチンと同じ製法で、免疫を高める添加剤も使用していない。
国産ワクチンについても、国立病院機構臨床試験(治験)を計画しており、同じ効果が確認されれば、今年度内に1800万人という現在の見込みを超えて、3000万人以上に国産ワクチンを接種できる可能性がある。

同社は、豪州で18歳から64歳の健康な成人240人を対象に、新型ワクチンの治験を実施。
通常の季節性用と同じ量を1回接種するだけで、3週間後に、97%が有効な免疫を獲得できた。
重篤な副反応は報告されなかった。

国産のワクチンは、10月下旬から接種が予定されている。
国立病院機構の治験結果は10月中旬までにまとまる見込みで、同様な効果が確認されれば、2回接種を1回に変更できる可能性がある。
輸入ワクチンの議論にも影響を与えそうだ。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20090911-OYT8T00801.htm
出典 読売新聞 2009.9.11
版権 読売新聞社

<コメント>
1回か2回法かは大きな問題です。
さてどうなるのでしょうか。
自己負担でかつ接種費用が高ければ多くの方は1回になると予想されます。



新型インフルエンザ:予防接種費、一律に 機会を均等化--厚労省検討
新型インフルエンザワクチンの予防接種について、厚生労働省は、接種対象者から徴収する費用を全国一律にする方針を固めた。
予防接種は本来、保険診療ではないため、費用が医療機関ごとに異なる。だが、接種機会を均等にするため、統一することにした。

厚労省が接種を行う医療機関と結ぶ委託契約に金額を盛り込む方向で検討しており、独占禁止法などに配慮しながら、9月中に契約内容を固める。

ワクチン接種は、ポリオや結核など国が勧奨する疾病は公費負担で無料だが、それ以外は自己負担がかかる。
ワクチン代や診察・注射の技術料はメーカーや医療機関が原則自由に設定できるため、季節性インフルエンザの場合は1回2000~5000円程度のばらつきがあるとされ、予防接種法に基づく65歳以上の定期接種でも市町村間などで費用が異なる。

これに対し、自治体からは「全国一律の費用で接種できるよう国が調整してほしい」との要望が出ていた。

厚労省の実施案では、ワクチンは国がメーカーから全量を買い上げ、卸業者に販売。医療機関都道府県が割り当てた量を購入し、技術料を上乗せした費用を接種対象者から徴収する。
この際、国は国産と輸入ワクチンを同水準の価格で販売。医療機関には診療報酬に準じた技術料を提示し、それを守ることを委託契約の条件とすることを想定している。

最終的な自己負担額は「検討中」だが、季節性のワクチンよりやや高い1回3000~4000円程度となる見込みで、生活保護世帯など低所得者には負担軽減策を取る。厚労省は10月下旬~2010年3月の間に1人2回、計約5400万人に接種できる体制を整えるとしている。
http://mainichi.jp/select/science/news/20090911ddm001040005000c.html
出典 毎日新聞・東京朝刊 2009.9.11 
版権 毎日新聞社 


<番外編 その1>
新型インフルエンザワクチン開発を急げ!
イメージ 1

http://plaza.rakuten.co.jp/alpha156/diary/200905250002/

<番外編 その2>
新型インフル感染疑い90歳代男性が死亡
青森県は11日、新型インフルエンザに感染した疑いのある90歳代の男性が、10日深夜に死亡したと発表した。
感染が原因とみられる死亡は県内初。

男性は八戸保健所管内の老人保健施設に入所していたが、個室で介護を受け、施設では予防対策が取られていたため、感染の拡大は確認されていない。
流行のピークに備えて県は、予防の徹底を改めて県民に求めるとともに、冷静な対応を呼び掛けた。

発表によると、男性は7日午前に41・2度の発熱があり、病院の検査でA型インフルエンザ陽性と判明した。
タミフルを処方され、施設に戻った午後には熱も下がって容体は安定していたが、10日夜、肺炎を発症して急死した。
死因は急性肺炎で、インフルエンザによる発熱で肺炎になったとみられる。

男性は脳梗塞(こうそく)の後遺症で寝たきりで、栄養剤を胃に直接流し込んでいた。喉(のど)ののみ込む力が弱いため痰(たん)がたまりやすく、気管に詰まって肺炎を繰り返していた。
県保健衛生課は感染ルートなどを調べている。

死亡を受けて記者会見した県の保健医療政策推進監は「高齢で寝たきりという状態は重症化のリスクが高い」と説明。
「新型も従来型も、インフルエンザは注意しないと重症化する。毎年流行するものなので、予防を心がけるなど認識を高めてほしい」と訴えた。

県は手洗いやうがいの励行、せきやくしゃみをしている場合のマスク着用のほか、子どもに発熱などの症状がある場合、学校や保育園を休ませるよう保護者に呼びかけている。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20090911-OYT8T01254.htm
出典 読売新聞 2009.9.12
版権 読売新聞社



輸入ワクチン治験16日から 新型インフル、鹿児島で
スイスの製薬大手ノバルティス社が、16日から鹿児島県内などで新型インフルエンザ用の輸入ワクチンとしては国内初の臨床試験(治験)を実施することが12日分かった。
安全性と有効性を確認するのが目的で、健康な成人約200人に接種、副作用の有無などを調べる。今後、100人前後の小児を対象にした治験も行う予定という。
政府は国産ワクチン不足を補うため、国外2社と輸入に向けた交渉を進めてきた。
http://www.excite.co.jp/News/society/20090912/Kyodo_OT_CO2009091201000192.html
2009年9月12日 09時44分



その他の最新の新型インフルエンザワクチン情報については


をご覧下さい。



<きょうの一曲> Norwegian Wood 
The Beatles - Norwegian Wood (very rare)
http://www.youtube.com/watch?v=KkcRZSdc8us&hl=ja

Norwegian Wood (This Bird has Flown)
http://www.youtube.com/watch?v=KkcRZSdc8us&hl=ja



ノルウェーの森
http://ja.wikipedia.org/wiki/ノルウェーの森
■原題の“Norwegian Wood”が何を意味するか歌詞中に明確にかかれていないため、英語圏の人も一般的に『ノルウェーの森』のこと『ノルウェー製の家具』のことと聞き手のイメージによって二つに分かれているが、このwoodは『森』のことでも『家具』のことでもない。
(以下は余り紹介できない内容ですので、サイトでご覧ください)