インフルエンザワクチン 2009.9.26

#【新型インフル】ワクチン接種で保育関係者、受験生は優先せず
新型インフルエンザワクチンの優先接種について、厚生労働省は24日、国民からの要望の多かった「保育関係者」や「受験生」について、優先接種の対象に入れないとする方針案をまとめた。
また、過去に詳細(PCR)検査で新型への感染が確認された人については、「(優先接種対象者であっても)接種の必要性は乏しい」とした。
 
ワクチンの優先順位をめぐっては、厚労省が4日に優先接種対象者の素案をホームページ上に公開し、国民からの意見を募っていた。
その結果、計2993人から意見が寄せられ、「保育関係者」や「受験生」を対象に加えることを求める意見が多かった。
 
しかし、厚労省は「保育従事者は保護者と異なり代替が可能」「受験生は教育関係者を中心に受験機会を確保することで対応すべきだ」などと、優先対象には加えないとした。
http://sankei.jp.msn.com/life/body/090924/bdy0909241945002-n1.htm
出典 産経ニュース 2009.9.24 19:45
版権 産経新聞
<コメント>
「保育従事者」も「教育関係者」も「代替が可能」なほど人数がいません。
ダッチロールが続く厚労省
長妻厚労大臣は新型インフルエンザに関しては全く自分の口では語っていません。
現時点では年金よりインフルエンザ対策について国民に直接語るべきです。
スタンドプレーめいた前大臣の記者会見のほうがまだましのような気がしてきました。


新型インフルワクチン、優先接種の病気を公表 糖尿病など9種類
厚生労働省は18日、新型インフルエンザワクチンを優先接種する9種類の病気を公表した。
季節性インフルエンザワクチンとの同時接種についても、国産の新型ワクチンに限って認める方針を示した。

持病がある人約900万人を、医療従事者に次ぐ2番目の優先対象としていたが、病名がはっきりしていなかった。
9種類の内訳は
〈1〉慢性呼吸器疾患(ぜんそくなど)
〈2〉慢性心疾患
〈3〉慢性腎疾患(透析患者も)
〈4〉肝硬変
〈5〉神経疾患・神経筋疾患(多発性硬化症など)
〈6〉血液疾患(急性白血病など)
〈7〉糖尿病
〈8〉がんなどで免疫が抑制された状態
〈9〉小児の疾患(重症心身障害も含む)。
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20090919-OYT8T00602.htm
出典 読売新聞 2009.9.19
版権 読売新聞社


新型インフル:流行ピーク時も施設面は対応可
厚生労働省は25日、新型インフルエンザの重症患者に対応する医療機関の病床数や人工呼吸器の保有台数、稼働実績などについて、都道府県からの報告結果を公表した。全国的には病床、人工呼吸器ともに余裕があることが判明、「都道府県単位でみれば、流行ピーク時でも施設面だけなら十分、対応可能と思われる」と分析した。

集中治療室(ICU)を含む一般病床などの病床数と9月1~7日の稼働状況を比べ、余裕があるかなどを調べ、調査中の鹿児島県を除き集計した。

同省は国民の2割が感染した場合、流行ピーク時には全国で4万6400人が入院すると想定。今回の結果では、一般病床が約71万5000床で、稼働実績は約57万6000床。約14万床で新たな患者を受け入れることが可能で、想定に比べ余裕があった。また、人工呼吸器は約3万2000台に対し、稼働実績は約1万6000台。入院患者の1割が装着したと仮定しても、ピーク時にも十分、対応可能と分かった。

同省は「市町村などの単位では不足する恐れもあり、医療従事者の確保などの対策を進めてほしい」と話している。
http://mainichi.jp/select/science/news/20090926k0000m040108000c.html
出典 毎日新聞 2009.9.25
版権 毎日新聞社


#「新型」流行初期は…1人感染でも学級閉鎖を
厚生労働省は24日、新型インフルエンザの拡大防止を目的とした学校や保育施設などの臨時休業について、基本的考え方を初めて都道府県などに通知した。

通知は、流行初期の場合、学級に1人の感染者が発生した段階で5~7日間の学級閉鎖などを行うと、効果が高いとした。
一方、すでに感染が拡大し、多くの園児や生徒が発症した段階では、施設などを閉鎖する効果は限られ、休業期間も短縮しうるとしている。

また、毎日の登校前の検温を義務づけることが重要と指摘。
平熱に下がってから少なくとも2日間、できれば発症後7日間の欠席措置なども必要としている。
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20090925-OYT8T00308.htm
出典 読売新聞 2009.9.25
版権 読売新聞社
<コメント>
信じられない記事です。
文科省と連絡をとりあった上での決定だったのでしょうか。
新学期が始まる前の時点ならまだしもこの時点での通知は教育現場の混乱を招くことは必至です。
縦割り行政でなければよいのですが。
何よりスピード感に欠ける発令です。



<自遊時間>
その1
#日本人旅行者へ銃口マグリット美術館に強盗
超現実主義の近代画家ルネ・マグリット(1898~1967年)の作品を集めたブリュッセル市内のマグリット美術館に24日、拳銃のようなものを持った男2人が押し入り、作品1点を盗んで逃走した。

地元メディアによると、盗まれたのは1948年の裸婦画「オリンピア」(縦約60センチ、横約80センチ)で、被害額は推定75万~300万ユーロ(約1億~4億円)。
マグリットの妻がモデルとされる。

白昼の犯行で、旅行者と見られる日本人の男女が現場に居合わせたという。
ほかに館内にいた従業員3人とともに銃のようなもので脅されたが、けがなどはなかった模様だ。

出典 読売新聞 2009.9.25
版権 読売新聞社






その2
#かゆみと脳仕組み解明 岡崎・生理研 アトピーの薬開発に期待
自然科学研究機構・生理学研究所岡崎市)の柿木隆介教授(神経内科学)の研究グループが、かゆみを感じる脳内メカニズムの解明に成功した。
かゆみを抑える薬の開発につながる可能性もあるという。
研究成果は、アメリカ生理学会の神経生理学専門誌のオンライン版に掲載された。

研究グループは、電気的に刺激して、かゆみを生じさせる装置を開発。
成人男性10人の手首に装着して、かゆみが生じた時に、脳内のどこが反応するかを機能的MRI(磁気共鳴画像)と脳磁図という二つの特殊な検査機を使って測定した。

この結果、脳の上部やや後ろ側の中央にある「頭頂葉内側部楔前部(けつぜんぶ)」と呼ばれる部位が特有の反応を示し、重要な役割を果たしていることがわかった。
これまで、かゆみは痛みの軽いものと、一般的に考えられていたが、楔前部は、痛みには反応しないで、かゆみだけに反応するという。

柿木教授は、「アトピーなどのかゆみは、無意識にかくことで症状を悪化させる例があった。現在は、痛みを緩和させる副作用の強い薬を使っているが、この楔前部を制御する薬が開発されれば、かゆみだけを緩和させることができるのではないか」と話している。

出典 読売新聞 2009.9.26
版権 読売新聞社


上の記事で機能的MRI(磁気共鳴画像)という言葉が出てきました。
実はこの検査法の基本原理は日本人が発見しています。

その3
#fMRIの原理発見、小川氏がノーベル賞有力視
米国の情報提供会社トムソン・ロイター(本社・ニューヨーク)は24日、今年のノーベル賞の有力候補25人を発表した。
脳の活動状態などを視覚化できる機能的磁気共鳴画像(fMRI)の基本原理を発見した小川誠二東北福祉大学特任教授(75)が、生理学・医学賞の候補に挙げられた。

同社は、論文が他の論文に引用された頻度などを分析して有力候補者を毎年発表している。
昨年までに挙げられた92人中11人が、実際にノーベル賞を受賞した。今年のノーベル賞は、10月5日から順次発表される。

出典 読売新聞 2009.9.24
版権 読売新聞社



<きょうの一曲>
あの日にかえりたい/山本潤子(ソングフォーメモリーズ)
http://www.youtube.com/watch?v=uLJaYImLRlw&feature=fvw