頭皮ケア

頭皮ケアとは頭皮の汚れを落として清潔にすることや、頭皮の乾燥を防ぐ、血行を良くするなど、頭皮を健康な状態に保つことです。
最近抜け毛や薄毛に悩む人が増えていますが、髪に栄養を与え育てているのは頭皮です。
普段あまり意識しない頭皮ケアですが、頭皮ケアで健康な頭皮にすることが、元気な髪を育て抜け毛や薄毛の予防につながります。

私も頭皮の露出が気になりリアップを使っています。



#頭皮ケア-フケとかゆみについて
頭皮ケアが最近注目されています。
頭皮のかゆみやフケ、頭皮のニキビ、頭皮の湿疹、頭皮の臭いといった頭皮のトラブルは、頭皮の乾燥や、頭皮の皮脂が過剰に分泌されて毛穴につまったりすることが原因でおこります。

頭皮のトラブルで多いのは、フケやかゆみではないでしょうか。
フケの正体を知ってますか。フケは頭皮の古くなった角質が剥がれ落ちたものです。

フケが異常にふえたり、頭皮にかゆみが出てくるのは、頭皮の乾燥や炎症などが考えられます。
フケが増えると同時に頭皮も痒くなってしまいますが、それはフケを頭皮の微生物が分解した時にでる物質の刺激によるものです。
放っておくと抜け毛の原因になってしまいます。フケ症の人は頭皮を清潔に保つことが必要です。

フケにはパラパラの乾燥したフケとベタベタの湿ったフケがあります。
乾燥したフケの原因は、シャンプーのし過ぎで皮脂が不足して頭皮が乾燥してしまう
ことや、シャンプーの後のすすぎが足りないことが考えられます。

シャンプーの洗浄成分が頭皮に残っていると、頭皮が炎症を起こし角質から水分が奪われてしまいます。
その結果水分を奪われて乾燥した角質が剥がれおち、フケの量が増えてしまいます。

湿ったフケは、頭皮の皮脂の分泌が多い人にみられます。
頭皮にかたまっていたり、張り付いていた皮脂がはがれ落ちてフケくるのでフケが多くなります。

肌が脂症の人は頭皮も脂症で皮脂が多いと考えられますが、皮脂がさらに増える原因は、皮脂を取り過ぎることや、頭皮の脂漏性皮膚炎が考えられます。

皮脂は頭皮を細菌から守るバリアの役目をもっているので、取り過ぎてしまうと頭皮を保護するために、余計に皮脂が分泌されてしまいます。


#頭皮ケア-頭皮の乾燥を防ぐ
頭皮が乾燥すると頭皮の角質から水分が奪われてしまい、角質の一部が剥がれてしまうようになります。
頭皮の古くなった角質は、1ヶ月~1ヶ月半で剥がれ落ちて生まれ変わりますが、その前に頭皮の角質が剥がれるとフケが多くなります。

正常な頭皮サイクルで角質が剥がれ落ちるのは問題ありませんが、頭皮が乾燥したために角質が無理に剥がれてしまうと、角質の下にある表皮に空気が触れるようになり、空気の刺激で頭皮が炎症を起こしたり、表皮が空気に触れないように、頭皮はせっせと皮脂を分泌するようになります。
多すぎる皮脂は毛穴を詰まらせる原因になってしまいます。

多すぎても少なすぎても頭皮トラブルを起こしてしまうのです。


#頭皮ケア-血行を良くする
抜け毛や薄毛を予防するには、頭皮の血行をよくすることが有効です。
頭皮の毛細血管は、髪に必要な栄養素を毛乳頭に運んでいるからです。
健康な髪を育てる2つ目のポイントは、頭皮の血行を良くすることです。

毛乳頭から毛根に運ばれた栄養素で髪は育ちます。
だから頭皮の血行が悪くなると毛乳頭が栄養不足になり、髪が細くなったり、抜け毛や切れ毛が起きやすくなってしまうのです。
頭皮マッサージは頭皮の血行を良くする効果があります。

頭皮ケアが注目されるようになって、ヘッドスパ専門店や頭皮マッサージ専門のサロンなども増えているようです。
専門店で頭皮マッサージを受けると、心も体もリラックスできて癒されるようですよ。

自宅で本格的な頭皮マッサージをしたい方には、頭皮マッサージシャワーや、低周波頭皮マッサージ、遠赤外線マイクロマッサージなど、本格的な頭皮マッサージ用品も次々と開発されているようです。


#頭皮ケア-ヘアサイクルを整える
髪には寿命があります。一定期間が過ぎると髪は抜け落ち、一定期間が過ぎると新しい髪が生えてくるというヘアサイクル(毛髪の生まれ変わりの周期)を繰り返しています。
健康な髪を育てる3つ目のポイントは、ヘアサイクルを整えることです。

正常なヘアサイクルが乱れてくると、皮脂の分泌が増えて皮脂中の酵素が男性ホルモンに作用します。男性ホルモンの影響が強くなると、毛母細胞の分裂がうまくいかなくなり、薄毛や抜け毛となってしまいます。

女性の場合、更年期頃から髪が薄くなるのは女性ホルモンの分泌が減少して、男性ホルモンの影響を受けやすくなるためです。
性ホルモンは寝ている時に最も多く分泌されます。ヘアサイクル乱さないように、睡眠はたっぷり取りたいですね。


#頭皮のたるみケア
頭皮ケアは顔のたるみ改善にも効果があるといわれています。
抜け毛や薄毛の予防改善にやっている頭皮ケアが、どうして顔のたるみ改善と関係があるのでしょうか。

頭皮と顔の皮膚はつながっている1枚の皮膚です。
頭皮が1ミリたるむと、顔は1センチもたるむといわれています。

頭皮ケアは抜け毛や薄毛の予防だけではなく、顔のたるみや肌の状態を改善して、ハリのある肌つくりにも効果があるようです。


<参考および引用サイト>
頭皮ケア-健康な髪を育てる3つのポイント
http://nukegeusuge.com/

頭皮ケア-健康な髪を育てる3つのポイントのサイトマップ
http://nukegeusuge.com/sitemap/
(具体的な解決策が詳しく紹介されています。)

<番外編>
#【新型インフル】変異ウイルスで2人死亡 フランス
フランスの国立衛生監視研究所は27日、新型インフルエンザの変異ウイルスに感染した患者2人が同国内で死亡したと発表した。
 
同研究所によると、2人のうち1人は治療薬タミフルへの耐性があるウイルスに感染していたという。
同様のウイルスは最近、ノルウェー当局が検出しているが、フランスで確認されたのは初めて。
フランスの新型インフルによる死者は76人となった。

イメージ 1

25日、パリで幼児に新型インフルエンザのワクチン注射を打つ医師(AP)

http://sankei.jp.msn.com/life/body/091128/bdy0911280953002-n1.htm
産経ニュース 2009.11.28
<コメント>
写真の接種部位に注目下さい。
しかも筋注です。
このことについては以下のサイトを参照下さい。

<参考>
予防接種実施に際しての留意事項/日本小児科医会公衆衛生委員会
http://www.med.or.jp/nichinews/n160205e.html
【接種】
(1)接種方法(皮下,皮内,経口)に間違いはないか.
 多くのワクチンは皮下接種であるが,ツベルクリン反応は皮内,ポリオは経口である.
(2)接種量に間違いはないか.
 多くのワクチンの接種量は0.5mlであるが,日本脳炎とインフルエンザの場合は年齢によって接種量が異なる.小学校6年生のDT接種量は0.1mlである.
(3)接種部位(上腕伸側)の消毒,その後の乾燥を確認.
 BCG接種の場合は,乾燥をよく確認してから接種する.接種部位は,左上腕伸側で,肩峰に近い部位は避けなければならない.


#予防接種の注射部位
■予防接種の際、私たちが気をつけているのは、橈骨(とうこつ)神経を傷つけないようにすることです。
この神経は、上腕の後ろ・上1/3の高さを、内側から外側に斜めに走ります。このため予防注射の接種部位は、「上腕の後ろ・下1/3」か、「肩の外側」が安全とされます。
■予防接種の液は、注射された皮下組織にとどまり、数日かけて免疫反応をひき起こします。液をその場所にとどめておきたいので、もむ必要はありません。
また腫れないように、もんで「ちらす」という方がいますが、これも、もんだ場合ともまない場合では、むしろもんだ方が腫れやすい、という結果が出ており、もむ必要は全くありません。
さらに万が一、注射液に対するアレルギー反応がおこるとすれば、もんで吸収を早めることで、症状が強く出る可能性もあります。
予防接種のあとはもまないようにお願いします。
http://homepage2.nifty.com/takada-kodomo/memo/vaccin.html

#[PDF] 接種方法(皮下注射、筋肉注射)
■アルミニウム塩を含むワクチンに関しては皮下に注射すると副反応(発赤、硬結など)が起こりやすい理由で、米国では、筋肉注射が行われますが、日本では皮下注射が一般的です。日本で筋肉注射を嫌うのは、以前、筋肉注射による大腿四頭筋短縮症という問題があったからではないかと思います。
■大腿外側広筋(足)という場所に筋肉注射すれば、特に問題は起こりません。外国では小児の場合一般に足に筋肉注射をします。
■インフルエンザは日本では皮下注射、米国では筋肉注射です。
皮下注射の部位としては、日本では、上腕外側下3分の1部、上腕外側上3分の1部ですが、海外では、乳幼児では大腿部、年長児(3歳以降)・成人では、上腕三角筋部に行われます。
筋肉注射の部位としては、大腿四頭筋前外側部、上腕三角筋部ですが、乳幼児では、大腿四頭筋外側前部、年長児・成人では、上腕三角筋部に行われます。小児では、臀部に行ってはいけません。
http://www.jomf.or.jp/html/yobou_pdf/08.pdf


<きょうの一曲>
Bruckner 7th, Adagio - Jochum, RCO (1/3)
http://www.youtube.com/watch?v=NZL6bNqBNwM&feature=related




読んでいただいて有難うございます。
コメントをお待ちしています。
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