朝起きて洗面所で鏡の自分の顔を見て白目が真っ赤になっていた経験はありませんか。
むしろ人から指摘されて初めて気づくことが多いかも知れません。
自分も会う人もビックリしてしまい体裁も気になってしまい、眼帯やサングラスをしたくなります。
当院にも1年に1回ぐらいそんな方が来院されます。
眼科でははるかに多い方が来院されるはずです。
むしろ人から指摘されて初めて気づくことが多いかも知れません。
自分も会う人もビックリしてしまい体裁も気になってしまい、眼帯やサングラスをしたくなります。
当院にも1年に1回ぐらいそんな方が来院されます。
眼科でははるかに多い方が来院されるはずです。
内科に来院されるのは、血圧などの内科的疾患を心配されて来院されるのではないかと思います。
これは、結膜が出血により赤くなる状態です。
その程度はさまざまで、結膜全体が真っ赤になるものから、一部がうっすらと赤くなるだけのものまであります
その程度はさまざまで、結膜全体が真っ赤になるものから、一部がうっすらと赤くなるだけのものまであります
きょうは、この「結膜下出血」をとりあげてみました。
#結膜下出血とは
結膜下出血とは、結膜下の小さい血管が破れ出血したもので、白目部分がべったり赤く染まります。
多少、目がごろごろします(軽度の異物感)が、痛みなどはありません。
目やに(眼脂(がんし))も出ません。
原因はさまざまで、思い当たる誘因がなくても出血します。
結膜下の出血では、眼球内部に血液が入ることはなく視力の低下の心配もありません。
結膜下出血とは、結膜下の小さい血管が破れ出血したもので、白目部分がべったり赤く染まります。
多少、目がごろごろします(軽度の異物感)が、痛みなどはありません。
目やに(眼脂(がんし))も出ません。
原因はさまざまで、思い当たる誘因がなくても出血します。
結膜下の出血では、眼球内部に血液が入ることはなく視力の低下の心配もありません。
出血は、1~2週間ほどで自然に吸収されることが多いのですが、強いものでは2~3ケ月ぐらいかかります。
しかし、いずれにしても自然に吸収されますので、ほとんどの場合心配はいりません。
しかし、いずれにしても自然に吸収されますので、ほとんどの場合心配はいりません。
#気をつけたい結膜下出
●眼外傷をうけた場合
●痛みやかゆみ、目やにを伴う場合
●ひんぱんに繰り返す場合
●熱を伴う場合
●眼外傷をうけた場合
●痛みやかゆみ、目やにを伴う場合
●ひんぱんに繰り返す場合
●熱を伴う場合
#結膜ってどの部分?
正面から見える目の表面は、黒目の部分は角膜、白目の部分は強膜という1枚の膜でおおわれています。
このうち、白目の部分はさらに膜でおおわれており、それが眼球結膜です。
眼球結膜は目の奥で反転し、上下のまぶたの裏側までおおっています。
まぶたの裏側の膜は眼瞼結膜といいます。
角膜は血管を持っていませんが、結膜には、大小の血管が多数存在しています。
正面から見える目の表面は、黒目の部分は角膜、白目の部分は強膜という1枚の膜でおおわれています。
このうち、白目の部分はさらに膜でおおわれており、それが眼球結膜です。
眼球結膜は目の奥で反転し、上下のまぶたの裏側までおおっています。
まぶたの裏側の膜は眼瞼結膜といいます。
角膜は血管を持っていませんが、結膜には、大小の血管が多数存在しています。
#結膜下出血の症状
●出血の程度
結膜に存在する大小の血管が破れて、結膜の下に出血が広がります。
小さな点状のものから、斑状、時に眼球結膜全体をおおう広範なものもあります。
また、血腫をつくることもあります。
●出血の程度
結膜に存在する大小の血管が破れて、結膜の下に出血が広がります。
小さな点状のものから、斑状、時に眼球結膜全体をおおう広範なものもあります。
また、血腫をつくることもあります。
●自覚症状
通常の出血ではほとんど痛みやかゆみ、目やになどの症状はともないません。
また、目が見えにくくなったり、視野が狭くなったりすることもありません。
万一、これらの症状をともなう場合は、必ず眼科医の診察を受けて下さい。
通常の出血ではほとんど痛みやかゆみ、目やになどの症状はともないません。
また、目が見えにくくなったり、視野が狭くなったりすることもありません。
万一、これらの症状をともなう場合は、必ず眼科医の診察を受けて下さい。
●症状の経過
ふつう1~2週間で自然に吸収されてきれいな白目にもどりますが、なかには2~3ケ月かかるものもあります。
時間はかかりますが、出血は吸収されますので心配はいりません。
結膜下出血の状態は、赤色、茶褐色、黄色、白色と変化します。
まれに、茶褐色が比較的長期間残ることがあります。
ただし、眼外傷などの後、長引くようでしたらすぐに眼科医に連絡して下さい。
ふつう1~2週間で自然に吸収されてきれいな白目にもどりますが、なかには2~3ケ月かかるものもあります。
時間はかかりますが、出血は吸収されますので心配はいりません。
結膜下出血の状態は、赤色、茶褐色、黄色、白色と変化します。
まれに、茶褐色が比較的長期間残ることがあります。
ただし、眼外傷などの後、長引くようでしたらすぐに眼科医に連絡して下さい。
【出血と充血のちがい】
出血は血管が破れて血液が出たもので、血管の走行がみえません。
一方、充血は細い血管が拡張した状態をいいます。
血管収縮剤を使うと充血の場合は赤みが少なくなります。
出血は血管が破れて血液が出たもので、血管の走行がみえません。
一方、充血は細い血管が拡張した状態をいいます。
血管収縮剤を使うと充血の場合は赤みが少なくなります。
#結膜下出血の原因と治療
結膜下出血の原因はいろいろとあります。
結膜下出血の原因はいろいろとあります。
1.眼局所の要因
2.全身性疾患
3.原因不明のもの
2.全身性疾患
3.原因不明のもの
の3つにわけられます。
実際には、はっきりとした原因のないものが大多数です。
加齢とともに結膜上皮と結膜下の組織との接着がゆるくなり、そこを横切る細い血管が眼球運動などによって過度に伸展されて破れ、出血すると考えられています。
加齢とともに血管自体がもろくなることも原因のひとつです。
いずれにしても、出血自体は、軽度であれば10日前後で自然吸収され白目にもどります。
痛みや目やにがなく、結膜が赤いのが充血でなく出血であるとわかれば、治療の必要はありません。
ただし、眼局所の要因や全身性疾患の場合は、原因疾患の治療が必要です。
実際には、はっきりとした原因のないものが大多数です。
加齢とともに結膜上皮と結膜下の組織との接着がゆるくなり、そこを横切る細い血管が眼球運動などによって過度に伸展されて破れ、出血すると考えられています。
加齢とともに血管自体がもろくなることも原因のひとつです。
いずれにしても、出血自体は、軽度であれば10日前後で自然吸収され白目にもどります。
痛みや目やにがなく、結膜が赤いのが充血でなく出血であるとわかれば、治療の必要はありません。
ただし、眼局所の要因や全身性疾患の場合は、原因疾患の治療が必要です。
また、出血が止まっても赤目が広範で長引いているひどい場合は、吸収促進のために血栓溶解剤などを結膜下注射することもあります。
●眼局所の要因
◇眼外傷、手術によりおこります。
穿孔性眼外傷は感染の予防などのため直ちに穿孔部を閉じる必要があります。
なかなか消えない結膜下出血は穿孔性眼外傷が隠れている場合もありますから、眼科医に相談して下さい。
◇眼外傷、手術によりおこります。
穿孔性眼外傷は感染の予防などのため直ちに穿孔部を閉じる必要があります。
なかなか消えない結膜下出血は穿孔性眼外傷が隠れている場合もありますから、眼科医に相談して下さい。
◇急性結膜炎にともなっておこります。
急性出血性結膜炎、流行性角結膜炎などにおこります。
この場合は、痛みや目やに、涙が増えるなどのほかの自覚症状があります。
眼科の診察を受け、ほかの人にうつさないよう十分注意して下さい。
急性出血性結膜炎、流行性角結膜炎などにおこります。
この場合は、痛みや目やに、涙が増えるなどのほかの自覚症状があります。
眼科の診察を受け、ほかの人にうつさないよう十分注意して下さい。
ドライアイも原因の一つです。
●全身性疾患
◇動脈硬化、高血圧、糖尿病、出血性素因(貧血、白血病、紫斑病など)、腎炎にともなっておこります。
繰り返し結膜下出血がおこる人は上記の疾患の疑いがあります。
血液検査をして全身的に出血しやすい状態かどうかを調べます。
その際には内科で異常がないかどうか調べてもらって下さい。
ほとんどの場合、結膜下出血がおこった後に眼底出血がおこることはありません。
しかし、上記のような疾患が原因の場合は眼底出血がおこり、失明することもありますので注意して下さい。
◇動脈硬化、高血圧、糖尿病、出血性素因(貧血、白血病、紫斑病など)、腎炎にともなっておこります。
繰り返し結膜下出血がおこる人は上記の疾患の疑いがあります。
血液検査をして全身的に出血しやすい状態かどうかを調べます。
その際には内科で異常がないかどうか調べてもらって下さい。
ほとんどの場合、結膜下出血がおこった後に眼底出血がおこることはありません。
しかし、上記のような疾患が原因の場合は眼底出血がおこり、失明することもありますので注意して下さい。
●原因不明のもの
誘因がはっきりしないことも多いですが、いくつかの誘因としては、くしゃみ・せき、過飲酒、月経、水中メガネのしめすぎ、目をこすった後などです。
誘因がはっきりしないことも多いですが、いくつかの誘因としては、くしゃみ・せき、過飲酒、月経、水中メガネのしめすぎ、目をこすった後などです。
眼科受診が勧められるのは
●眼外傷をうけたとき
●痛みやかゆみ、目やにを伴うとき
●ひんぱんに繰り返すとき
●発熱を伴うとき
です。
●眼外傷をうけたとき
●痛みやかゆみ、目やにを伴うとき
●ひんぱんに繰り返すとき
●発熱を伴うとき
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読んでいただいて有難うございます。
コメントをお待ちしています。
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