女性の最強ダイエット

NHKテレビ「ためしてガッテン」で2010年01月20日に放送された内容の紹介です。

出典 女性の最強ダイエット 完結編
http://cgi2.nhk.or.jp/gatten/archive/program.cgi?p_id=P20100120
版権 NHK


最新の研究でわかってきた「男女の脳の性差」。
脳の思いがけない性差の違いをきちんと理解し、女性の脳の思考(行動)パターンを逆手に取ったダイエット法を開発!
失敗しないダイエットの秘訣をご紹介します。

さらに、小腹が空くと、ついつまみ食いをしてしまいダイエットに失敗し続けていた方々に朗報です。

たった10秒で空腹感を消すことが出来る画期的な裏技もご紹介します。

これで、女性のダイエット成功率がグーンと高くなること間違いなし!


##女性の体は閉経後に変化する
■閉経前は、女性ホルモンのエストロゲンが内臓脂肪を少なくしてくれているのですが、閉経後はこのエストロゲンが激減してしまいます。
すると、皮下脂肪に加えて内臓脂肪まで知らないうちに増えてしまうのです。

■そのまま放置し続けて内臓脂肪が増えてしまうと、悪玉コレステロールが増え、高血圧、血栓高血糖など大きな病気の原因を作ってしまいます。

女性特有の体の変化を考えて、早めにダイエットをすることが病気の予防につながります。



##ダイエットの成否は脳が原因?
■男女の鉄道ファンに、鉄道のどこが好きなのか調査したところ、男性は「メカ」が好きな人が多く、
女性は「旅行」が好きだという人が圧倒的に多かったのです。
こんな男女の違いが、ダイエットの成否にどう関係しているのでしょうか?

■最新の脳の研究によると、男性は分析が好きで、女性は他者に反応する事が好きだといいます。

■ダイエットは、なぜ体重が増えたのか?どうして減らないのか?など分析がしっかりできると、成功率が高くなります。

■男性がダイエットに成功しやすいのは、もともと分析が好きだったからなのです。

■「計るだけダイエット」は体重の変化をグラフにつけて、毎日の食事などを言い訳欄に記入することで、体重と、食事や運動との関係が分析しやすいダイエット法ですが、女性はその利点をうまく活用できなかった事が失敗の原因と考えられます。

■さらに女性は、脳の特徴から「おしゃべり」が大好きです。

■こうした脳の特徴が友人との食事と結びつき、ダイエットの邪魔をしている場合が少なくありません。



##女性に光!新発想ダイエット
■「計るだけダイエット」に成功したという女性になぜ成功したのか聞いたところ、特に変わったことはしていないといいます。

■さらに詳しく聞いてみると、近所の友達を誘って一緒に始めただけといいます。

■実は、この友達と一緒にやることが、女性がダイエットに成功するための大きなポイントになっていたのです。

■毎日行っているウォーキングも、友達と一緒ならおしゃべりしながら楽しくできたといいます。

■これは、女性が得意な「おしゃべり」をダイエットに生かした方法で、女性の脳の特徴を逆利用した画期的なダイエット法だったのです。

■さらに、友達と一緒にやることで、おしゃべりの内容が自然とダイエットの分析になっていた事もわかりました。

■女性は友達と一緒に楽しくダイエットすると成功率がグーンとアップするのです。


##10秒で空腹感が消える裏技
■韓流スター、リュ・シウォンさんの大ファンの方々に空腹の状態で集まっていただき、空腹感を消す実験を行いました。

■実験会場に突然本物のリュ・シウォンさんが登場!
3人のファンは、大興奮。
すると、空腹だったはずなのに、みなさんの空腹感は消えたのです。

■なぜ、空腹感が消えたのでしょうか?

■空腹感の一つの目安が血糖値だと考えられています。

■空腹感を感じている時に、興奮したりストレスがかかると、アドレナリンが分泌され肝臓にためていた糖を血液に流し、血糖値を上げます。
すると脳は、十分に栄養はあるなと勘違いして空腹感が消えるのです。

■ただ、おなかが空いたときにリュ・シウォンさんを呼ぶわけにはいかないですよね。

■簡単にできる方法はないの?
ガッテンが見つけたとっておきの裏技があったんです。

■それは、「その場ダッシュ20回」(約10秒間)
運動もアドレナリンを出し、血糖値を上昇させてくれるのです。

■小腹が空くと、ついつまみ食いをしてしまいダイエットに失敗し続けていた方に、「その場ダッシュ20回」を試していただいたところ、40日で3.7kgの減量に成功しました。
その場ダッシュがきつい方には、スローステップ運動1分間でも同様の効果がありました。



<番外編>
計るだけダイエットの記録用紙が欲しいのですが?
計るだけダイエットのやり方を教えて下さい?
http://www9.nhk.or.jp/gatten/qa/archive/diet.html
版権 NHK

計るだけダイエットとは?
■数知れないブームが起きては消えていくダイエット。失敗してしまうことが多いのは、従来のやり方が、脳のメカニズムを無視していた方からです。最新の研究で、挫折の理由は、「意志の弱さ」ではなく「化学反応」だったことが判明。
長続きして、しかもリバウンドなし! 脳のメカニズムにのっとったガッテン流・新ダイエット法です。

■リバウンドは、食欲を抑えることがどうしてもできなくなり、急激に食べるために起こります。
原因は様々ありますが、現在注目されているのがレプチンです。
脂肪細胞が作るホルモンで、脳に働きかけて、次のような働きをしています。
1. 食欲を抑える
2. 基礎代謝を上げる

短期間に急激にやせると、レプチンが極端に減るため食欲が抑えられなくなります。
これが、リバウンドの原因の1つと考えられています。
計るだけダイエットは、急激にやせる方法ではないため、リバウンドが起こりにくいのです。


1.体重を1日2回計ります。朝は起床直後トイレを済ませた後で。夕方は夕食直後です。
2.一目盛100グラムのグラフに記入し、折れ線グラフを描いていきます。
3.上がってしまったときには、自分なりの言い訳を書き込み、ストレスを感じないようにします。
4.目標は1日50~100グラム減らすこと。これならリバウンドを起こしません。
5.「寝る直前」欄には、寝る直前に計った体重を記入します。