牛乳の話

日本では牛乳について、食品衛生法の乳及び乳製品の成分規格等に関する省令で定められています。
それによると牛乳の定義は「直接飲用に供する目的又はこれを原料とした食品の製造若しくは加工の用に供する目的で販売(不特定又は多数の者に対する販売以外の授与を含む(略))する牛の乳」ということになります。

添加物、成分調整の有無によって次のように分類されます。
無添加(原材料は生乳100%)
無調整
調整した牛乳
添加した牛乳(原材料は生乳100%ではない)


その他に殺菌方法として
低温保持殺菌(LTLT法)
高温短時間殺菌(HTST法)
超高温瞬間殺菌(UHT法)
UHT滅菌法
があります。

また安全性についての議論もあり勉強し出すと深みにはまってぬけれなくなります。
そして場合によっては牛乳離れが起こってしまうかも知れません。

日本では明治維新以来「脱亜入欧」で「やって来ました。

たとえば、厚労省は日本人はカルシウム摂取量が少ないから欧米並みにカルシウムを摂取しましょう、とキャンペーンをしています。
しかし、欧米人の骨折頻度は少ないでしょうか。

話は脱線します。
現政党は医師をOECD諸国並みに増やすために、医学部の増設、増員を行って1.5倍にしましょうといいます。
医師偏在や診療科目の偏在は解決出来ません。
何よりOECD諸国の医療はそんなに素晴らしいのでしょうか。
日本人の平均寿命はどうしてこんない上位なのでしょうか。
昔から有名な話として、イタリアでは医師免許を持っていても就職先がなくてタクシーの運転手をやっている人が多くいるというのがあります。
診療報酬が下がり続ける中でなおも収入が1,5分の1になって医師を志す人はいるでしょうか。
今や3Kになりつつある現状があり、ただでさえ落ちているドクターの質(私が医学部に入学した時と比較すると定員は4000人から8000人と2倍になっています)に歯止めがかかりません。
当時でさえ医師不足の話はありませんでした。
それは医局が機能していて涙を飲んで僻地に赴任するドクターがいたからです。
(現在はそのシステムが卒後研修制度で機能しなくなりました)

かくのごとく深い考えもなく、他の欧米諸国ではという言い方は改めてもらいたいというのを言いたかったのです。


さて話を戻して、牛乳の話です。

牛乳の消費量が減り続けています。
牛乳を飲もう(モー)というキャンペーンもすっかり見かけなくなりました。
なぜなんでしょう。

朝日新聞が2010.4.17より5回にわたって「気になる牛乳の話」という記事を連載しました。
少し紹介していきたいと思います。


イメージ 1


出典 朝日新聞・朝刊 2010.4.17
版権 朝日新聞社


<関連サイト>
「(あなたの安心)気になる、牛乳の話:3 殺菌3手法、風味に違いを」読んで
http://yoshibero.at.webry.info/201004/article_50.html



牛乳に相談だ。
http://www.gyunyu.com/index.html
(動画が見れます。開くのに時間がかかるのと広告くさいのが難点です。)

『牛乳には危険がいっぱい?』
http://www.koumatsuba.zansu.com/gyuunyuunihakikengaippai/top.htm

牛乳のおかげです。-牛乳をもっと詳しく調べてみよう-
http://www.turn-up.net/

牛乳の害、あなたは知ってますか?飲めば飲むほど骨量が減る・・・
http://ameblo.jp/ai-love-357/entry-10387667281.html




読んでいただいて有難うございます。
コメントをお待ちしています。
井蛙内科開業医/診療録(4)
http://wellfrog4.exblog.jp/
(H21.10.16~)
井蛙内科開業医/診療録(3)
http://wellfrog3.exblog.jp/
(H20.12.11~)
井蛙内科開業医/診療録(2)
http://wellfrog2.exblog.jp/
(H20.5.22~)
井蛙内科開業医/診療録 
http://wellfrog.exblog.jp/
(H19.8.3~)
(いずれも内科専門医向けのブログです)
葦の髄から循環器の世界をのぞく
http://blog.m3.com/reed/
(循環器専門医向けのブログです)
葦の髄
http://yaplog.jp/hurst/
(「葦の髄から循環器の世界をのぞく」のイラスト版です)