昨日は「超悪玉コレステロール」をとりあげました。
きょうは、話の流れとして「超善玉物質」をとりあげてみました。
日本で発見された「アディポネクチン」です。
日本で発見された「アディポネクチン」です。
アディポネクチンとは
#アディポネクチンとは
アディポネクチンは、脂肪細胞から分泌される分泌蛋白である。
血中濃度は一般的なホルモンに比べて桁違いに多く、μg/mlオーダーに達する。
作用としては、肝臓のAMPKを活性化させることによるインスリン感受性の亢進、動脈硬化抑制、抗炎症、心筋肥大抑制など、多彩である。
受容体にはAdipoR1、AdipoR2、T-Cadherinなどが報告されているが、同定後間がなく、これらがアディポネクチンの生理機能を説明するかに対してはまだ結論が出ていない。
#アディポネクチンとは
アディポネクチンは、脂肪細胞から分泌される分泌蛋白である。
血中濃度は一般的なホルモンに比べて桁違いに多く、μg/mlオーダーに達する。
作用としては、肝臓のAMPKを活性化させることによるインスリン感受性の亢進、動脈硬化抑制、抗炎症、心筋肥大抑制など、多彩である。
受容体にはAdipoR1、AdipoR2、T-Cadherinなどが報告されているが、同定後間がなく、これらがアディポネクチンの生理機能を説明するかに対してはまだ結論が出ていない。
#抗インスリン抵抗・抗動脈硬化物質 「アディポネクチン」
アディポネクチンは、脂肪細胞から分泌される生理活性物質の1つとして近年発見されたものであり、ヒト血中に3~30μg/mlと高濃度に存在する。
その血中濃度の低下は、肥満症におけるインスリン抵抗性や動脈硬化の発症に重要な役割を果たしていることが知られるようになった。
●抗インスリン抵抗
糖尿病患者で血中アディポネクチン濃度は低下し、またインスリン抵抗性改善剤のチアゾリジン誘導体投与によりアディポネクチン濃度は有意に増加する。
アディポネクチン欠損マウスの動物実験でも、インスリンによる血糖降下作用が減弱していることが証明されている。
以上よりアディポネクチンはインスリン抵抗性改善作用を有する。
アディポネクチンは、脂肪細胞から分泌される生理活性物質の1つとして近年発見されたものであり、ヒト血中に3~30μg/mlと高濃度に存在する。
その血中濃度の低下は、肥満症におけるインスリン抵抗性や動脈硬化の発症に重要な役割を果たしていることが知られるようになった。
●抗インスリン抵抗
糖尿病患者で血中アディポネクチン濃度は低下し、またインスリン抵抗性改善剤のチアゾリジン誘導体投与によりアディポネクチン濃度は有意に増加する。
アディポネクチン欠損マウスの動物実験でも、インスリンによる血糖降下作用が減弱していることが証明されている。
以上よりアディポネクチンはインスリン抵抗性改善作用を有する。
●抗動脈硬化作用
血管壁におけるアディポネクチンの炎症反応抑制作用(TNF-α発現の抑制など)が証明されていて、アディポネクチンは血管障害時にその局所に集積し、動脈硬化抑制に働く。
臨床的にも、冠動脈疾患において血中アディポネクチン濃度は有意に低値と報告されている。
(三菱化学メディエンスより引用)
血管壁におけるアディポネクチンの炎症反応抑制作用(TNF-α発現の抑制など)が証明されていて、アディポネクチンは血管障害時にその局所に集積し、動脈硬化抑制に働く。
臨床的にも、冠動脈疾患において血中アディポネクチン濃度は有意に低値と報告されている。
(三菱化学メディエンスより引用)
肥満と動脈硬化
http://blogs.yahoo.co.jp/nikasyou_info/archive/2007/12/12
(内臓脂肪型肥満で減少するアディポネクチン、レプチンについて簡潔に説明されています)
http://blogs.yahoo.co.jp/nikasyou_info/archive/2007/12/12
(内臓脂肪型肥満で減少するアディポネクチン、レプチンについて簡潔に説明されています)
肥満とホルモン
http://blogs.yahoo.co.jp/dhqxf843/16285101.html
(「善玉ホルモンであるTNF-α、アンジオテンシノーゲン、レプチン、PAI-Iと呼ばれるものです」・・・この記述はちょっと問題があります)
http://blogs.yahoo.co.jp/dhqxf843/16285101.html
(「善玉ホルモンであるTNF-α、アンジオテンシノーゲン、レプチン、PAI-Iと呼ばれるものです」・・・この記述はちょっと問題があります)
【ためしてガッテン】体脂肪の新改善術!善玉物質アディポネクチン増加のヒント
http://ameblo.jp/otoko-yase/entry-10012079756.html
■ウォーキングで体重50㎏の人が30分で脂肪は何g燃焼できるか?→17g
■食欲を抑える物質が体内にあります。その名前は→レプチン
脂肪細胞で作られます。
急激に痩せるとこのレプチンが作れなくなって食欲が抑えられなくなることがあるそうです。
■本来は短期倉庫の内臓脂肪ですが,食事で食べ過ぎると内臓脂肪が一杯になって,本来は空腹時だけ流れるのに,入れられなくなると血液中に脂肪が流れます。
これが高中性脂肪の状態です。
さらに,膨らんだ内臓脂肪からは高血糖を引き起こす悪玉物質が出てきます。
そして,動脈硬化や心筋梗塞になるおそれがあるのです。
■百歳以上の方はこのアディポネクチンが一般の方の2倍あるそうです。
■内臓脂肪はためる倉庫だけでなく,作る工場にもなっているそうです。
ためるのは一部で,心筋梗塞から私たちを守るアディポネクチンが作られて出てくるそうです。
しかし,本来ためる場所があるのにそれを超えて貯まりすぎると善玉物質が作られずに悪玉物質が出てくることがあるのです。
つまり,脂肪細胞を大きくしないでコンパクトにしないといけないのです。
■アディポネクチンを含む食べ物は?→アディポネクチンはタンパク質で,食べても消化されてしまいます。
アディポネクチンを増やす薬やサプリは?→まだ研究中。
アディポネクチンが増える食べ物は?→大豆食品です。
大豆タンパクがアディポネクチンを増やすのです。
豆腐・納豆・煮豆などを食事に上手に取り入れるといいと思います。
ただし,既に肥満(ウエストが男性85㎝以上)の場合は運動と食事制限をしながらしないと意味がありません。
また,大豆イソフラボンの過剰摂取はよくないのでサプリなどを取っている方はご注意を。
http://ameblo.jp/otoko-yase/entry-10012079756.html
■ウォーキングで体重50㎏の人が30分で脂肪は何g燃焼できるか?→17g
■食欲を抑える物質が体内にあります。その名前は→レプチン
脂肪細胞で作られます。
急激に痩せるとこのレプチンが作れなくなって食欲が抑えられなくなることがあるそうです。
■本来は短期倉庫の内臓脂肪ですが,食事で食べ過ぎると内臓脂肪が一杯になって,本来は空腹時だけ流れるのに,入れられなくなると血液中に脂肪が流れます。
これが高中性脂肪の状態です。
さらに,膨らんだ内臓脂肪からは高血糖を引き起こす悪玉物質が出てきます。
そして,動脈硬化や心筋梗塞になるおそれがあるのです。
■百歳以上の方はこのアディポネクチンが一般の方の2倍あるそうです。
■内臓脂肪はためる倉庫だけでなく,作る工場にもなっているそうです。
ためるのは一部で,心筋梗塞から私たちを守るアディポネクチンが作られて出てくるそうです。
しかし,本来ためる場所があるのにそれを超えて貯まりすぎると善玉物質が作られずに悪玉物質が出てくることがあるのです。
つまり,脂肪細胞を大きくしないでコンパクトにしないといけないのです。
■アディポネクチンを含む食べ物は?→アディポネクチンはタンパク質で,食べても消化されてしまいます。
アディポネクチンを増やす薬やサプリは?→まだ研究中。
アディポネクチンが増える食べ物は?→大豆食品です。
大豆タンパクがアディポネクチンを増やすのです。
豆腐・納豆・煮豆などを食事に上手に取り入れるといいと思います。
ただし,既に肥満(ウエストが男性85㎝以上)の場合は運動と食事制限をしながらしないと意味がありません。
また,大豆イソフラボンの過剰摂取はよくないのでサプリなどを取っている方はご注意を。
<私的コメント>
開催中の「オルセ-展2010」で実物を観ましたが、下の絵の色調に近いでしょうか。
色彩の記憶というのも意外にあいまいなものです。
光の当り具合によっても変わってしまうわけですから、当然といえば当然かも知れません。
絵の大きさや額も実物を観て初めて分かることなのですが、会場を後にした途端に忘れてしまいます。
会場には筆記用具が用意されています。
それは、名画に対峙した時に感じた感想を書き込むためのものなのでしょうか?
開催中の「オルセ-展2010」で実物を観ましたが、下の絵の色調に近いでしょうか。
色彩の記憶というのも意外にあいまいなものです。
光の当り具合によっても変わってしまうわけですから、当然といえば当然かも知れません。
絵の大きさや額も実物を観て初めて分かることなのですが、会場を後にした途端に忘れてしまいます。
会場には筆記用具が用意されています。
それは、名画に対峙した時に感じた感想を書き込むためのものなのでしょうか?
読んでいただいて有難うございます。
コメントをお待ちしています。
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