熱中症にご用心 年齢で違う「発症しやすい場所」「暑さ指数」活用を
各地で蒸し暑い日が続く中、熱中症で病院に運ばれる人も増えている。体温が上昇してめまいや体のだるさ、意識障害などをもたらす。
熱中症のピークは毎年7~8月で、特に梅雨が明けて急に暑くなる日や猛暑日が危ない。
国も今年から7月を「熱中症予防強化月間」と決め、注意を呼びかけている。
■2010年に1731人が死亡
熱中症は高温多湿な環境で、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温調節機能がうまく働かなくなったりして発症する。
体温が上がり、めまいや大量の汗、頭痛、吐き気、体のだるさなどを引き起こす。
重症だと呼びかけても反応がおかしかったり、けいれんを起こしたりして死亡するケースもある。
梅雨は暑くて湿度が高い。
熱中症が梅雨に多いのは日照時間が長いなかで暑さ慣れができていないのが原因。
熱中症は高温多湿な環境で、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温調節機能がうまく働かなくなったりして発症する。
体温が上がり、めまいや大量の汗、頭痛、吐き気、体のだるさなどを引き起こす。
重症だと呼びかけても反応がおかしかったり、けいれんを起こしたりして死亡するケースもある。
梅雨は暑くて湿度が高い。
熱中症が梅雨に多いのは日照時間が長いなかで暑さ慣れができていないのが原因。
患者の約半数は65歳以上。
高齢者は暑さや水分不足に対する感覚が若い人より低く、体の調節機能が低下しているためだ。
ただ18~65歳未満も約3分の1を占め、小中高校生や体温調節機能が未発達な乳幼児でもかかる例がある。
年齢ごとにかかりやすい状況が異なる。
高齢者は家庭で、成人は仕事などの作業中、若者は運動している時、乳幼児は車内で発症しやすい。
熱中症を予防するには暑さを避けることが大切だ。
高齢者は暑さや水分不足に対する感覚が若い人より低く、体の調節機能が低下しているためだ。
ただ18~65歳未満も約3分の1を占め、小中高校生や体温調節機能が未発達な乳幼児でもかかる例がある。
年齢ごとにかかりやすい状況が異なる。
高齢者は家庭で、成人は仕事などの作業中、若者は運動している時、乳幼児は車内で発症しやすい。
熱中症を予防するには暑さを避けることが大切だ。
■水分・塩分が大切
環境省は熱中症予防情報のサイトを開設し「暑さ指数」を公表している。
気温や湿度、放射熱をもとに指数化した。
指数は「ほぼ安全」から「危険」までの5段階に分かれる。
危険の場合、外出をなるべく避け涼しい室内に移動するよう勧めている。
運動も原則中止する。
厳重警戒の場合は、外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。
運動は体温が上がりやすい持久走などを避ける。
現在の指数に加え予測値も分かるので、出かける際などの参考になる。
指数が警戒以上になると、救急搬送者が急増する。
日常の過ごし方はどうすればよいだろうか。
まずは食事で水分や塩分、栄養をしっかりとることが大切だ。
のどが渇いた際は水分を補給する。
とりわけ高齢者はのどが渇かなくても水分をこまめに取ろう。
汗で塩分が出てしまうのでスポーツドリンクや食塩を少し入れた水がよい。
エアコンや扇風機も上手に使おう。
節電は大事だが、熱中症になってしまっては元も子もない。
外出する際は帽子をかぶるなどして直射日光を避ける。体調が悪いときは無理をしない。
もし熱中症かなと思ったら、早めに対処することが重要だ。
大量の汗をかいたりめまいを感じたりした際は、涼しい場所に移って体を冷やし、水分や塩分を取る。
自分で水分・塩分を取れないほど体がだるければ、すぐ医療機関を受診しよう。
意識を失ったりけいれんを起こしたりした場合は、まず救急車を呼んでもらう。
そして周囲の人が首やわきの下、足のつけ根などを氷や水で冷やす。
熱中症は急速に症状が進みやすい。
「暑い環境で元気だった人が突然倒れた」などと医師や救急隊員に伝えれば、適切な治療につながる。
環境省は熱中症予防情報のサイトを開設し「暑さ指数」を公表している。
気温や湿度、放射熱をもとに指数化した。
指数は「ほぼ安全」から「危険」までの5段階に分かれる。
危険の場合、外出をなるべく避け涼しい室内に移動するよう勧めている。
運動も原則中止する。
厳重警戒の場合は、外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。
運動は体温が上がりやすい持久走などを避ける。
現在の指数に加え予測値も分かるので、出かける際などの参考になる。
指数が警戒以上になると、救急搬送者が急増する。
日常の過ごし方はどうすればよいだろうか。
まずは食事で水分や塩分、栄養をしっかりとることが大切だ。
のどが渇いた際は水分を補給する。
とりわけ高齢者はのどが渇かなくても水分をこまめに取ろう。
汗で塩分が出てしまうのでスポーツドリンクや食塩を少し入れた水がよい。
エアコンや扇風機も上手に使おう。
節電は大事だが、熱中症になってしまっては元も子もない。
外出する際は帽子をかぶるなどして直射日光を避ける。体調が悪いときは無理をしない。
もし熱中症かなと思ったら、早めに対処することが重要だ。
大量の汗をかいたりめまいを感じたりした際は、涼しい場所に移って体を冷やし、水分や塩分を取る。
自分で水分・塩分を取れないほど体がだるければ、すぐ医療機関を受診しよう。
意識を失ったりけいれんを起こしたりした場合は、まず救急車を呼んでもらう。
そして周囲の人が首やわきの下、足のつけ根などを氷や水で冷やす。
熱中症は急速に症状が進みやすい。
「暑い環境で元気だった人が突然倒れた」などと医師や救急隊員に伝えれば、適切な治療につながる。
<暑さ指数>
危険 31度以上
厳重警戒 28 ~ 31度未満
警戒 25 ~ 28度未満
注意 21 ~ 25度未満
ほぼ安全 21度未満
危険 31度以上
厳重警戒 28 ~ 31度未満
警戒 25 ~ 28度未満
注意 21 ~ 25度未満
ほぼ安全 21度未満
ひとくちガイド
《ホームページ》
◆各地の「暑さ指数」を知るには
「環境省熱中症予防情報」(http://www.wbgt.env.go.jp/)
◆熱中症になった場合の対応や予防策を解説
「熱中症環境保健マニュアル」(http://www.env.go.jp/chemi/heat_stroke/manual.html)
《ホームページ》
◆各地の「暑さ指数」を知るには
「環境省熱中症予防情報」(http://www.wbgt.env.go.jp/)
◆熱中症になった場合の対応や予防策を解説
「熱中症環境保健マニュアル」(http://www.env.go.jp/chemi/heat_stroke/manual.html)