アルツハイマー型認知症~トピックス

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最近、新聞にアルツハイマー関連の記事が続けて載っていました。
サイトをクリックしていただければいいだけのことです。
しかし、近い将来には見れなくなると思いますので概略を転載します。
(一部改変、省略)

その1
糖尿病は万病のもと アルツハイマー発症4.6倍  (2007年09月2日)
糖尿病やその「予備群」の人は、そうでない人よりアルツハイマー病になる危険性が4.6倍高いことが、九州大のグループの研究でわかった。
福岡県久山町の住民約800人を15年間、追跡して分析した。
がんや脳梗塞(こうそく)、心臓病も発病しやすいという。
糖尿病が、失明などの合併症に加え、様々な病気の温床になることが浮かび、その対策の重要性が改めて示された。

(中略)

認知症ではないと判断した65歳以上の826人を追跡。 
15年間に188人が認知症を発症し、うち93人がアルツハイマー病だった。
画像検査のほか、死亡した145人は9割以上を解剖して確定診断をした。
同じ826人について、ブドウ糖代謝能力である耐糖能の異常も調査。
糖尿病やその予備群の人は、耐糖能異常のない人に比べて4.6倍、アルツハイマー病になる危険性が高かった。
脳にたまってアルツハイマー病を引き起こすとされる物質は、インスリン分解酵素によって分解される。
耐糖能異常の人はインスリンが少ない場合が多く、分解酵素も減るので、アルツハイマー病の危険性が高まるという。
解剖などによる確定診断に基づいたアルツハイマー病研究で、これほどの規模のものは世界でも例がないという。
40~79歳の約2400人を12年間追跡し、糖尿病とがん、脳梗塞などとの関係も調べた。
その結果、糖尿病の人は、そうでない人よりがん死亡の危険性が3.1倍高く、脳梗塞も1.9倍、心筋梗塞など虚血性心疾患も2.1倍高かった。

まとめとして
糖尿病対策がアルツハイマー病予防につながる可能性がある。
国内ではここ十数年で耐糖能に異常がある人が女性で2割、男性で4割増えており、対策を急ぐ必要がある。
http://www.asahi.com/science/update/0901/TKY200709010236.html

<コメント>
糖尿病は「万病の元」ということですね。
また九大は久山町で1961年から住民健診をして、生活習慣や体質と病気の関係を研究しています。
死亡した場合には解剖への協力を求めるという頭の下がる研究です。
医師の間では知らない方はいないという「久山町」という地名。
もし初耳でしたら覚えてえておくといいですよ。

同じような町としてはアメリカのフラミンガムという町が有名です。
そこにはスピーカーで有名なBOSE(ボーズ)の工場があります。






アルツハイマー病発症 日本人女性にリスク遺伝子   (2007年09月2日)
日本人女性でアルツハイマー病の発症リスクを大きく左右する遺伝子を新潟大などのグループが見つけ、英専門誌に30日発表した。
国内の患者1526人とそうでない人1666人のDNA配列を比較した結果だ。
75歳以上では女性の方が男性よりも発症率が高いという報告が内外であるが、その原因の解明につながる可能性がある。
DNA配列には「SNP」(スニップ)と呼ばれるわずかな個人差があり、この個人差と様々な病気との関連が注目されている。
すでにアルツハイマー病関連遺伝子として知られているAPOE4遺伝子の影響を除いたうえで、約1200カ所の個人差を調べ、男女で発症リスクに差がある個所を探した。
その結果、10番染色体にあるCTNNA3という遺伝子が浮上した。
この遺伝子で特有なDNA配列を持つ女性は、アルツハイマー病の発症リスクが約2.6倍に高まることがわかった。
この配列は女性患者の約3割、患者でない女性の約2割が持っていた。男性ではこの配列による差はなかった。CTNNA3遺伝子の働きはまだわかっていない。
この部分の個人差とアルツハイマー病との関連は、欧米では出てこない。
DNA配列の個人差と病気の関係には、アジア人特有のものも多数あると思われる。
http://www.asahi.com/science/update/0901/TKY200709010239.html

<コメント>
男女差の理由づけになるかも知れませんが、予防につながるかどうか。
遺伝子レベルの話なので、難しいかも知れませんね。
男性はアルツハイマーになる前に亡くなってしまうのかも知れません。
私個人としてはアルツハイマーになれるぐらい長生きしたもんです。

<自遊時間>
日曜日で世界陸上大阪は終わってしまいました。
織田裕二、うるさかったですね。
そういえば週刊誌の見出し記事に、二度と顔を見たくない俳優の一人としてノミネートされていました。

さて、最終日にアナウンサーがボケをかましてくれました。
いつかは誰かが言うだろうと半ば期待していた言葉だったんです。
ついにやってくれました。
槍投げの中継の時です。
お聞きになった方も多いんではないかと思いますが。
「この選手のお父さんも、なげやりだったんですねえ」
あわてて「槍投げ」と訂正していました。さりげなく。
でもしっかりこの耳で聞きました。
やったー!
アナウンサー史上に残るミスに立ち会う事が出来ました。
紅白で「都はるみ」を「ミソラ」と言いかけたアナウンサーもいましたね。
あの後彼は、民放に移籍しました。
http://blog.mag2.com/m/log/0000125737/90777015.html
http://ninosan.cocolog-nifty.com/blog/2005/01/post_16.html