大豆 脂質の改善に効果

大豆は、脂質の改善にも一役買う。
国立循環器病センター・予防検診部の小久保喜弘医長によると、過去の複数の研究を分析した結果でも、総コレステロールや、体内にコレステロールを運ぶので悪玉とされる
「LDL」を抑える一方、体内のレステロールを回収することから善玉とされる「HDL」
を増やすと考えられている。

小久保さんら厚労省の研究班は90年から12年間、40~59歳の男女約4万人を対象に、
大豆製品を食べる量と脳梗塞心筋梗塞を発症する関係を調べた。
女性の場合、大豆を週5日以上食べるグループは、週に2日以下のグループに比べて、
脳梗塞になる危険性は36%、心筋梗塞の危険性は45%低くなった。
またどちらかの病気で死亡する危険性も7割ほど下がった。
 
さらに、閉経後の女性をイソフラボンの摂取量(推測値)によって5グループに分け、最も
少ないグループが両疾患にかかる危険性を1として、ほかのグループと比べた=グラフ
摂取量が最も多いグループが、疾患の危険性が最も低かった。
 
大豆にはイソフラボンのほか、ビタミンEや多価不飽和脂肪酸、食物繊維など、抗酸化作用や
コレステロールを下げる栄養素が詰まっている。
 
循環器疾患は男性にとっても関心が高い病気だが、今回の調査では関連性は見られなかった。
「家でいくら大豆製品を食べても、昼に脂質の高い物を食べて、夜に飲み過ぎていれば危険性]は高まりますよ」と小久保さん。   
イメージ 1

出典 朝日新聞・朝刊 2008.10.6
版権 朝日新聞社

<自遊時間>
先週、電気メーカーのS社に勤務している開発技術者の患者Aさんがかかられました。

私「最近、ある患者さんと話をしていて、S時計といって、S社の製品にはタイマーが
しかけてあって、ある時間が来ると壊れるっていっていたけどほんと?」

Aさん「よくいわれるようですが、そこまでの技術はありません」

私「そりゃそうですよね。でも今まで私が買った製品ってことごとく壊れましたよ。
私はもともとSファンですしたくさんS社の電気製品を使ってきました。。この前も家で
使っているデスクトップのパソコンの音がでなくなりました」

Aさん「そりゃたまたまです。器械はいずれ壊れる運命にあります。あまりいじめないで
下さい」

その翌日のこと。
診察室で使っているS社の別のパソコンの音がプツンと出なくなりました。
Aさんののろいでしょうか。はたまたS時計?

これは誹謗中傷なんかではなく事実なんです。
イメージ 2

多田晴義 「上高地穂高」 F10号、油彩画
http://page11.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/n69437270



読んでいただいて有難うございます。
コメントをお待ちしています。
井蛙内科開業医/診療録(2)
(内科専門医向けのブログです)
http://wellfrog2.exblog.jp/
井蛙内科開業医/診療録 
http://wellfrog.exblog.jp/
(~H20.5.21)
葦の髄から循環器の世界をのぞく
http://blog.m3.com/reed/
(循環器専門医向けのブログです)