飲酒と大腸がん

アルコールのとりすぎは色々な病気の原因になることは良く知られています。

これは大腸がんにもあてはまり、アルコールの摂取量が多いほど、大腸がん
の発生率が上がることは疫学的にも証明されています。

両者の関係は特に直腸がんとの関係が強いというデータもあります。

ポリープでも、1日にアルコールを30g以上飲む人は飲まない人に比べて、
腺腫のリスクが70%も高くなります。
特にお酒に弱い人は要注意です。


お酒の注意点
お酒は1日1合までにしましょう。

1日に2合以上飲むと大腸がんのリスクは大幅にあがってしまいます。

日本酒に換算して1日平均1合までにするようにしましょう。

日本酒1合(180ml)200kcalに換算される他のお酒の量
ビール・・・中ビン1本(500ml)200kcal
ウィスキー・・・ダブル1杯(60ml)140kcal
ワイン・・・グラス2杯(200ml)140kcal
焼酎(35度)・・・2/5杯(70ml)140kcal

200kcalはご飯1杯分(140g)に相当します。



<関連サイト>
お酒・たばこと大腸がんの関連について --概要--
--多目的コホート研究(JPHC研究)からの成果--
http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/10/daich_1.html

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■お酒に含まれているエタノールは分解されてアセトアルデヒドになり
ます。
お酒を飲むと顔が赤くなる、気分が悪くなる、頭痛がする、などの
原因物質です。
これががんの発生にかかわると考えられます。
■さらに、アセトアルデヒドが分解される際に出る活性酸素によって、
細胞の中の核酸(DNA)を作るのに必要な葉酸という物質が壊されて
しまいます。
これによってDNAの合成や傷ついたDNAの修復がうまく行かず、がん
になるとも考えられています。




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出典 朝日新聞・朝刊 2009.4.29
版権 朝日新聞社



新型インフルエンザ 関連>
理化学研究所横浜研究所と東大医科学研究所(東京・港区)、国立感染症
研究所などは、5月下旬、新型インフルエンザの遺伝子を用いた新しい
簡易検査法の開発に着手した。

特殊な酵素を使い、短時間に大量の遺伝子をコピーして増やすことで、
結果が出るまで30分~1時間で済み、検査時間が大幅に短縮される。
わずかな遺伝子の変異も見分けられ、治療薬タミフルがきかなくなった
タイプのウイルスかどうかも判定できるという。

理化学研究所オミックス基盤研究領域長の林崎良英さんは「遅くても
半年後には完成の見通しで、将来的には機器の小型化を図り、病院や
診療所でも使えるようにしたい」と話している。



国立国際医療センターは遺伝子検査ではない検査技術を開発中。
ウイルスのたんぱく質に反応する抗体を使い、1~2時間で判定する。
これまでSARSウイルスなどを調べるのに使われた技術だという。
出典 朝日新聞・朝刊 2009.6.12
版権 朝日新聞社


<自遊時間>
6月4日16時40分ごろ、七尾市内の駐車場で突然『ドサッ』という音。
近くにいた人が音のした方を見ると100匹ほどのオタマジャクシが。

翌5日には白山市でも30匹ほどのオタマジャクシが空から降ってきて、
駐車場や隣接する民家の庭でつぶれていたという。

周囲に人の気配はないことから「悪戯」も考えにくい、強い風も吹いて
いないので「風が運んできた」という説も考えられない。
鳥の仕業という説も出たが、一度に100匹となると鳥では多過ぎる。

この超常現象にオッタマゲターお年寄りは「空に田んぼがあるわけ
ねえのに……」と不安顔。
七尾市の市議会議員となると「オタマジャクシじゃなくて、おカネでも
落ちてくれればいいのに」。

ただ、空から降ってくるはずのないものが降ってくる現象は今回に
限ったことではないという。

何百匹もの生きたカエル(1954年イギリス)や大量のカブトムシの幼虫
(1958年フランス)、8匹のアリゲーター(アメリカ年代不詳)が降って
きた現象が報告されているという。

「空からオタマジャクシ カエルもワニも降ってくる」



これまでセンターを訪れた取材陣はテレビや新聞など延べ約20社。
電話での問い合わせも相次いでおり、「オタマジャクシ担当」として職員
2人がほぼ専従で対応している。

竜巻説は石川県の事例にも当てはまりそうだが、専門家は疑問点を指摘
する。
東京大の新野宏・海洋研究所教授(気象学)は「気象現象で考えれば、
竜巻だろうが、同じ県内で数日間に何回も起こるとは考えにくい。
秒速数十メートルで地面にたたきつけられたはずなのに、オタマジャクシ
などは原形のまま。
周辺の被害もなく、竜巻では説明できない点も多い」。
小林文明・防衛大准教授(気象学)も「オタマジャクシや小魚だけという
のは不自然だ」と話す。

樋口広芳・東京大教授(鳥類学)はカラス説を推す。
口の奥にある「袋」に丸のみにしたオタマジャクシをため込み、運ぶ途中
や巣の上で落としたとも考えられるという。カラスは今が繁殖期。
「あちこちで子育てしており、オタマジャクシが離れた複数の場所で見つ
かっても不思議ではない。カラスなら一応の説明は付く」

一方で、菊池聡・信州大准教授(認知心理学)は「ミステリーサークルの
ように、単なるいたずらの可能性もあるのでは」。
世界各地の畑に突然現れた幾何学模様を巡って、様々な科学的議論が重ね
られたが、結局その多くはいたずらだった。

「北海道アオサギ研究会」の松長克利(かつとし)代表(43)は「敵に
襲われたりしたアオサギが、オタマジャクシを食べ過ぎて窒息気味になっ
たりして、吐きだしてしまったのではないか。今年は雨不足で(水田で)
オタマジャクシや小魚が捕獲しやすい状況になり、能登の各地で同様の
ことが起きたのでは」と推測する。

今回のように空から魚が降る場面が、村上春樹さんの長編小説「海辺のカ
フカ」に登場する。「何の前触れもなく、おおよそ2000匹に及ぶ数の
魚が、雲のあいだからどっと落ちてきたのだ」。
降ったのはイワシとアジ。別の場面ではヒルも降る。

村上さんの作品に詳しい沼野充義・東大教授は「作品は終盤で現実と異
世界を行き来する展開になる。その予兆として描いたのではないか」と
指摘。
石川での「珍事」については、「合理的な説明がつかないほうが、楽し
めるのでは」と話した。

<コメント>
朝日新聞・朝刊 2009.6.12の「天声人語」でもとりあげられました。
私も「海辺のカフカ」を読みましたが、このニュースを読んだ時には真っ
先にこの小説を思い出しました。