冬季うつ

朝日新聞・朝刊2009.11.20に「冬季うつ 光で治す」という健康記事の特集が出ていました。
読まれた方も多いのではないのでしょうか。

このブログでも「うつ」については


光療法については


ですでにとりあげています。


冬になると落ち込む-「光療法」が効果的-
毎年、秋から冬にかけて気分が落ち込んで何もやる気がしない-こうした経験を繰り返している人がいる。
ひどい場合は日常生活にも支障を来すが、そういったケースでは冬季うつ病のことがある。治療には光療法が効果的だという。

● 春や夏は回復
日本で冬季うつ病が注目され始めたのは十数年前から。原因はまだよく分かっていないが、毎年秋から冬にかけて気分が落ち込み、春から夏にかけては回復するのが特徴の1つだ。
 
それに加え、学校や会社に行く気になれないといったような重うつ状態を1度は経験している、ノイローゼなど他の精神疾患がない、年末の忙しさや近親者の死など社会的・心理的な原因がない-これらの条件を満たす場合が冬季うつ病の診断基準とされている。
 
うつ状態そのものは比較的軽く、春になると回復するので我慢している人が多いようだが、調査では10人に1人以上が冬季に気分や体の調子が悪くなって悩んでいるという。
 
うつ状態が軽いとはいえ、ひどい場合は日常生活に支障を来す。
いわば冬眠状態に陥るため、本人ばかりか周りの人にも迷惑をかける。実際、10年以上も悩んでいた主婦もいる。
 
悩んでいる人は、気軽に精神科もしくは心療内科を受診するといい。

● 日光浴も効果
治療は、光療法がかなり効果的だとされている。これは蛍光灯が12本並んだ光の箱を1メートルほど離れたところから1分間に数秒の割合で見ることによって、体内時計のリズムを改善していくという治療だ。
 
この装置は持ち運び可能なもの。大体1週間から10日ほど、自宅で毎朝2時間ほど行うと症状は改善してくる。これまでのところ、光療法で約70%の人に何らかの効果が認められているという。
 
光療法で改善しない場合は、抗うつ薬抗不安薬でコントロールする薬物療法となる。
 
一方、日常生活では積極的に早起きして日光浴をすると、治療・予防の両面で効果を期待できる。
 
地域によっては日照時間に差があるので難しい面もあるが、自然の光に当たるだけでも効果のあることが証明されている。
 
症状に心当たりがある人は、ちゅうちょせずに受診することが望ましい。

<参考および引用サイト>
冬季うつ病
http://www.medical-tribune.co.jp/kenkou/199311121.html


<関連サイト>
冬季うつ病(季節性うつ病
http://portal.lighttherapy.jp/sad/post_105.html

朝日新聞で「高照度光療法」の特集 2009年11月20日
http://brightlight-store.ovtp.net/other/20091120.html


うつ病には光療法で併用して相乗効果を上げる
http://sumin-fumin.x0.com/cat0002/1000000013.html


<番外編>
インフル患者、国民14人に1人=死亡例は発症から平均5.6日-厚労省
厚生労働省20日新型インフルエンザ患者の発生動向をまとめ、医療従事者の参考用にホームページ上で公表した。
今月中旬までに国民の14人に1人が新型インフルエンザを発症し、患者が死亡する割合は14万人に1人としている。
 
それによると、今月15日までの約4カ月間に医療機関を受診した患者数は、国民14人に1人に相当する約898万人と推計。
入院患者の16人に1人が重症化し、患者が死亡する割合は14万人に1人とみられる。
 
報告された50人の死亡例を分析したところ、発症から死亡まで平均5.6日だった。
入院が必要と判断されてからは平均3.7日と短期間で亡くなっており、同省は死亡に至る経過について、細菌性肺炎を合併する季節性インフルエンザとは異なる要因が考えられるとした。 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091120-00000210-jij-soci
出典 時事通信 2009.11.20

<コメント>
厚労省のHPに載った内容を記事にするのは安直ですが、それをそのまま転載する私はもっと安直です。
厚労省のHPからは実に多くの情報が発信されています。
しかし、探したい内容のところになかなかたどりつきにくいのも特徴です。
さて「細菌性肺炎を合併する季節性インフルエンザとは異なる要因が考えられる」。
そんなことは随分以前からいわれていたことです。
「患者が死亡する割合は14万人に1人」という死亡率の発表ですが「日本の全人口に対して」ではなく「新型インフルエンザにかかった『患者』に対して」の割合です。
一番知りたいのは「新型インフルエンザワクチン」を接種してこの死亡率(患者が死亡する割合)がどれだけになるかと推定されるかです。
もっとも「医療機関を受診した患者数は、国民14人に1人に相当する約898万人と推計」という数字自体がいかにももっともらしいのですが、推計算定の根拠も示して欲しいものです。

受験生の接種前倒し「問題ない」=新型インフルワクチン-厚労省
新型インフルエンザのワクチンを早期に受験生に打てるようにとの要望が高まる中、厚生労働省は20日、より優先順位の高い層を飛び越さない限り、接種を前倒ししても同省が定めたスケジュールに違反しないとの見解を示した。
 
同省の接種スケジュールでは、小学3年以下の子どもは既に接種可能。
次に優先される小学4~6年生と、乳児の保護者の接種開始は12月下旬で、中学生は1月上旬、高校生は同月中旬とされている。
 
受験生へのワクチン接種をめぐっては、宮城県が中3と高3は年内に実施することを検討するなど、早期の接種を求める声が大きい。
同省は「受験生を小学生より優先してはいけないが、飛び越さない限り前倒ししても構わない」とした。
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200911/2009112001047&rel=y&g=soc
出典 時事通信 2009.11.20
<コメント>
「受験生を小学生より優先してはいけないが、飛び越さない限り前倒ししても構わない」
皆さんこの役人言葉がわかりますか。
結局ダメということではないのですか?

<きょうの一曲> ロコモーション
Grand Funk - The Loco-Motion (1974)
http://www.youtube.com/watch?v=drZZ28Kcga0






ロコモーション♪グランド・ファンク!
http://plaza.rakuten.co.jp/ruzerukabu/diary/200908020000/
キャロル・キングが作曲したと知ってビックリしました)