今110歳まで生きられる! 脳と心で楽しむ食生活 その22

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いよいよ家森先生の書かれた本からの紹介の最終回です。

「今110歳まで生きられる! 脳と心で楽しむ食生活」
 家森幸男 著  生活人新書   
 日本放送出版協会 発行

日本女性が長寿である理由 その2(2/2)

しかし、現在の若い女性は家庭だけでなく仕事も忙しいですから、料理をつくる機会は
確実に減ります。
そうした場合、どうしても手軽なファーストフードに手が伸びてしまい、家族みんなで
健康を害してしまうケースが増えてきます。
それは独身女性でも同様ですが、最悪なのはそこに極端なダイエットが絡むときです。
いま、若い二十歳代の女性の間で、肥満度(BMI)が18以下、つまり痩せ過ぎと
判断される人が4、5人に1人の割合で存在すると言われます。
注意を促したいのは、そうした方たちが将来、子どもを産んだとき、その子どもは糖尿病
高脂血症、高血圧といった生活習慣病になりやすいというデータがあることです。
そうなると、一転して長寿世界一、また110歳まで生きるなどという目標は形骸化
してしまいます。
これまで紹介してきた、急激な食生活の変化による長寿村の崩壊の例を思い出してみて
くだきい。
長寿と短命は、何を食べるか、その食事を楽しめるか否かによって大きく左右される
ものなのです。

ただ誤解してほしくないのは、だから女性は家庭にいたほうがよいというわけではない
ということです。
現代社会においては、昔とは異なりライフスタイルはそれぞれの個人や家庭によって
違いますから、それは尊重されて然るべきものです。
私が言いたいのは、だからこそ自分が食べる食事については十分な知識をもっていただき
たいということです。
忙しい中にいると、食事に気を遣えないという方がいますが、そうではなく、忙しいから
こそ食には気を遣うべきなのです。
そのために推進しているのが、ヘルシーランチプロジェクトであり、さまざまな食育事業
です。
1日3食のうち1食でもよいですから、長寿の源となる健康的な食事を頭で考えながら、
ゆったりとした気持ちでとってみてください。
そして、それを継続していただきたい。
私が推奨する「長寿の秘訣6法則」を掲げますので、ぜひ参考にしていただければと
思います。

日本の女性は若さを保ちながら、22年連続で長寿世界一を守ってきました。
「生命」「人生」「暮らし」の三つの ”life” を体現する世界の長寿のモデルだった
わけです。
これからも、まだまだ長生きは可能です。
長寿食を食べて、いつまでも元気を保ちつづけていただきたいと思います。


< 新聞切り抜き帖 >
法務省は高齢者受刑者専用の収容棟を国内の計3カ所に設ける。エレベーターや
廊下の手すりを整備したバリアフリー型の施設で、自力歩行が困難など日常生活に
支障のある高齢者受刑者の増加に対応する。
朝日新聞/朝刊 2008.1.5

山崎ナオコーラという小説家という小説家がいます。ぱっとみると「お◯ら」と
間違えそうな名前です。コーラつながりでもう一つ。
サッカーの小野伸二浦和レッズのMF)の獲得を見送ったドイツ1部リーグ、
ボーフムの監督はコラー。きっと怖い監督なんでしょうね。
朝日新聞/朝刊 2008.1.5


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