ひざ痛

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ウェンディ・チャザン 「アトリエの青い花瓶」 
油彩画 キャンヴァス S40号
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膝の痛みは腰痛と同様に多くの方が悩んでみえます。
以前、テレビの健康番組でも「変形性膝関節症」による膝の痛みに対しては、
安静は禁物であること、そして膝を支える筋肉を鍛えることが大切であると
紹介していました。


具体的な運動は、次の4つです。
① 脚上げ体操 
② 横上げ体操
③ ボール体   
④ つかまり足踏み体操

この運動を継続することで効果が期待できます。
詳しくは上のホームページをご覧下さい。

さてきょうは、昨日の新聞記事から紹介させていただきます。

太ももの筋力鍛えると軽減


ひざが心配で階段の上り下りが怖い。正座もつらくなった・・・・。
そんなふうに感じるようなら、「変形性膝関節症」を心配した方がいいかもしれない。

変形性膝関節症は、ひざ関節の軟骨がすり減って、炎症や変形を起こして痛みが出る。
ほとんどは年齢に伴うもので、症状に悩んでいる国内
の患者は1千万人という推定もある。
   
 ■ ■ ■

科研製薬(東京)が昨秋、「おとなの文化祭 ゴールデンエイジ・フェスタ」に参加した
40歳以上の男女約1千人を対象に実施したアンケートでは、6割以上が何らかのひざの
痛みを訴えた。

しかし、「変形性膝関節症の内容を知っている」と答えたのは2割台。
千葉大学名誉教授で、守屋秀繁・鹿島労災病院長(茨城県神栖市)は「行動的な中高年を
対象にした調査で、こうした数字が出る。
実際はもっと多くの方がひざの痛みに悩んでいると思う」と分析している。

症状について、「じっとしていれば痛みはありませんが、いすから立ち上がる時など動作
を始める時に痛むのが特徴です」と話すのは、横浜市立大学の齋藤知行教授(整形外科)だ。
同じ痛みでも、腰痛なら、いろいろ原因が考えられるが、変形性膝関節症はエックス線写真
で比較的簡単に診断がつくという。

もともと関節が何十年もかけて変形したものなので、完治はしない。

しかし、齋藤さんによれば、最終的に人エ膝関節など
の手術が必要になるのは2割程度で、生活習慣の改善や筋力強化で、痛みを取り除き、
症状の進行をゆるめられる。
まずは曰常生活の中でひざにかかる負担を減らすことだ。

ガーデニングのように腰を下ろしての作業は、地べたに座らずいすを使う。肥満ぎみの
人は3キロを目標に体重を減らす努力をしてください」
  
 ■ ■ ■

運動では、年齢とともに衰える太ももの筋肉をきたえる訓練がメーンになる。
仰向きに寝て、ひざを伸ばし、足首を少し上げ、そのまま5秒程度止める。
これを片足ずつ、20回繰り返す。
できれば、足首に1~3kgのおもりや、辞書などの重い本を載せよう。

ももの筋肉がついてきたら、静止して片足で立つ練習
も効果的だ。
道路での段差など、バランスを取りながら片足で立つ場面は普段でもたくさんある。
だが、ひざの悪い人は、うまく立てない人が目立つ。齋藤さんは「片足で立てるように
なると、ひざにかかる負担も減らすことができます。ひざ周辺の筋肉が付いてくれば、
痛みも改善することが多い」。

ただ、痛みがひどい時は、痛み止め薬のほか、皮膚からの吸収がよい消炎鎮痛薬の
入った湿布、塗り薬などの外用薬を使うことも。
関節の摩擦を減らして炎症を抑える効果のあるヒアルロン酸をひざに注射するという
方法もある。

朝日新聞・夕刊 2008.2.4
版権 朝日新聞社

<関連サイト>
ヒアルロン酸について
http://e-kansetsu.jp/