不眠症治療、寝酒に頼ると逆効果 疲れ取れず
症状改善へ薬も選択肢日本人の５人に１人が悩みを抱える不眠。
生活習慣の改善で好転することもあるが、悪化した場合は薬を使う治療も有力な選択肢となる。
寝酒に頼ると、かえって症状を悪化させがちとなる。
薬は正しく使えば症状改善が期待できるので、こういった場合には睡眠導入剤の方がよい。
生活習慣の改善で好転することもあるが、悪化した場合は薬を使う治療も有力な選択肢となる。
寝酒に頼ると、かえって症状を悪化させがちとなる。
薬は正しく使えば症状改善が期待できるので、こういった場合には睡眠導入剤の方がよい。
■昼間の生活に支障が出るようなら、積極的に治療した方がよい。
■睡眠薬というと危険というイメージがあるが、最近の薬は命に関わったり障害を残したりする副作用が出ることはまずない。
しかし「寝る１～２時間前に飲む」とか「お酒と併用する」とか誤った使い方をしてしまう場合も多い。
しかし「寝る１～２時間前に飲む」とか「お酒と併用する」とか誤った使い方をしてしまう場合も多い。
高齢者には効きすぎることも
■高齢者の場合には特に注意が必要だ。
ふらつきやつまずきで転倒して骨折したのがきっかけで寝たきりになる人もいる。
特に鎮静効果のある睡眠薬を飲むと、思考や記憶、意欲などの司令塔となる脳の前頭葉の働きが低下する。
会話が成り立たなかったり、冷蔵庫を開けて食べ物をあさったり、場所がわからなくなったりするといった異常が出ることもある。
高齢者は睡眠薬が効きすぎたり、副作用が出たりしやすい。
■高齢者の場合には特に注意が必要だ。
ふらつきやつまずきで転倒して骨折したのがきっかけで寝たきりになる人もいる。
特に鎮静効果のある睡眠薬を飲むと、思考や記憶、意欲などの司令塔となる脳の前頭葉の働きが低下する。
会話が成り立たなかったり、冷蔵庫を開けて食べ物をあさったり、場所がわからなくなったりするといった異常が出ることもある。
高齢者は睡眠薬が効きすぎたり、副作用が出たりしやすい。
■こうした副作用が起きにくい新しいタイプの薬も出ている。
睡眠を促すホルモンのメラトニンに似た物質で、体内時計に働きかけて脳を鎮静することなく眠りに導く。
既存薬のような即効性は期待できないが、次第にリズムを整えて眠りやすくしてくれる。
睡眠を促すホルモンのメラトニンに似た物質で、体内時計に働きかけて脳を鎮静することなく眠りに導く。
既存薬のような即効性は期待できないが、次第にリズムを整えて眠りやすくしてくれる。
■不眠症を治療する場合、睡眠薬を使えば眠れるという自信を持つことが最初の目標となる。
眠る習慣がついたら、数カ月かけて少しずつ量を減らしていく。
このとき自己判断で、薬を減らしたり急にやめたりすると、副作用が出やすく危険だ。
眠る習慣がついたら、数カ月かけて少しずつ量を減らしていく。
このとき自己判断で、薬を減らしたり急にやめたりすると、副作用が出やすく危険だ。
■薬の量を減らすときは併せて、食事や生活習慣の見直しにも取り組むようにする。
夜にメラトニンを出すために、その原料となるアミノ酸のトリプトファンを多く含む食品を朝から食べるとよい。
カツオ節や大豆、バナナのほか、脳内に取り込みやすくする炭水化物などが適している。
夜にメラトニンを出すために、その原料となるアミノ酸のトリプトファンを多く含む食品を朝から食べるとよい。
カツオ節や大豆、バナナのほか、脳内に取り込みやすくする炭水化物などが適している。
＜関連サイト＞
「タケダ健康サイト不眠」
http://takeda-kenko.jp/navi/navi.php?key=fumin
「快眠セラピスト三橋美穂の睡眠情報サイト」
http://sleepeace.com/advice/
「タケダ健康サイト不眠」
http://takeda-kenko.jp/navi/navi.php?key=fumin
「快眠セラピスト三橋美穂の睡眠情報サイト」
http://sleepeace.com/advice/
