超ラク山登り術

驚き!超ラク山登り術 絶景を味わう科学ワザ

いま、大ブームの山登り!
山には「山ガール」と呼ばれる若い女性もいっぱい。
その一方で、「山登りは疲れるからヤダ!」という人も多いのでは?
そこでガッテンが山登りを科学の力で徹底研究!
すると・・・
なんと「山登り=疲れる」という常識をくつがえす疲れない山登りの方法を大発見!
さらには、翌日の筋肉痛を防ぐ極意や、山で超オススメの食べ物など、驚きの役立ち情報が次々と明らかに!
これまでのイメージを一変する楽チン山登りの紹介です。


世界初実験!バテない秘策とは?
はたして、“疲れない山登り”なるものができるのか。
最新の疲労度測定で、山登りの疲労度を厳密に測定したところ、初心者の人がマイペースで歩くと、登頂時、疲労度が激増してしまうことが判明。
人の筋肉には、瞬発力はあるが疲れやすい「速筋」と、力は弱いが持続力のある「遅筋」があります。
山登りでバテないポイントは、なるべく速筋を使わず、遅筋だけで歩くこと。
とはいえ、平地と違って山の傾斜では、普通に歩けばつい速筋を使ってしまいます。
そこで、オススメするのが、「歌を口ずさむこと」。
歌いながら息が上がらないペースで歩くと、自然と速筋をほとんど使わずに歩くことができるのです。
さらに、遅筋を使う運動を続けると、筋肉の毛細血管が増え、働きが良くなるという事実も。
歌いながら歩くことで、やがてはスタスタ速く歩ける健脚を手に入れることもできるのです。
<私的コメント>
番組では「演歌」がいいと言っていました。
しかし、演歌の嫌いな人、唄のレパートリーのない人、音痴な人もいます。
ちょっと唄を鍛えてから山登りをする必要がありそうです。
心臓マッサージも頭の中で唱いながらするといいというのは有名な話です。
しかしまさか「アンパンマンの歌」なんかは思わず声を出してしまいそうです。
アメリカでは「Happy Birthday」がいいそうです。
話が脱線してしまいました。


発見!山登りの筋肉痛の正体
山登りの筋肉痛の正体は何か?
原因は、下り特有の筋肉の運動にありました。
通常、筋肉は縮みながら力を発揮しやすいものですが、山を下る場合、太ももの筋肉は伸ばされながら体重を支えています。
こうした無理な運動が続くことで、筋肉に小さな傷がたくさんできて、筋力の低下を引き起こします。
山登りをした後の、ひざのガクガクや筋肉痛の正体は、
これだったのです。


下りを制する意外な秘術
下りで、なるべく筋肉を傷つけずに歩くには、「小またで歩く」のが一番です。
しかし、わかっていてもなかなかできないもの。
ヒントをくれたのは、なんと東北のクマ撃ち集団、マタギのみなさんでした。
私たちが出会った秋田のマタギさんが、雪のない季節、急な斜面を歩くのに愛用しているのは、地下足袋
いつも登山靴で山を歩いている人たちに、地下足袋を履いてもらうと、あら不思議!自然と小またに。
足の裏が地面の感触や衝撃を感じて、自然と歩幅を調節して歩いていたのです。
底の丈夫な登山靴は、長時間の登山における足への負担を減らしてくれますが、足の裏の感覚は鈍くなりがち。
オススメは、下山の前や途中の休憩のとき、一度登山靴を脱いで靴下で何歩か歩いてみること。
そのときの歩く感覚を思い出してから、下山してみてはいかがでしょう。


便利グッズの意外な落とし穴
ベテランから初心者まで、人気を集めているストック。
足腰への負担を軽減してくれる便利なアイテムですが、使い方によっては、逆に負担が増したり、転びやすくなったりする可能性も。
例えば、歩幅。
特に下りの場合、ストックの支えがあるため、足を踏み出しやすくなり、大またになりがち。
そのために、ひざにかかる衝撃や、筋肉への負担が大きくなってしまうことがあります。
ストックがあっても、「小また」の原則を忘れないようにしましょう。
また、山の傾斜は刻々と変化します。
ストックの長さは緩い傾斜ではちょうどよくても、きつい傾斜では使いにくいことも。
そんなときは、臨機応変に、持つ場所を変えましょう。
すべり防止のために、テープをまいたり、すべり止め付きの手袋を使うこともおすすめです。
ストックにはある程度の体重をかけるため、安全な置き場を選ぶことが重要です。
足とストック合計4個所の置き場を常に選びながら歩くのは大変なことですが、足もストックも置き場をあやまらないよう、十分注意しましょう。


疲れ吹っ飛ぶ!ガッテン流山登り
歌を口ずさむペースで歩き、小またで下るというやり方を忠実に実践してもらったところ、なんと登る前より、登った後のほうが、疲労度が減少しているという驚くべき結果となりました。
負荷が少ない適度な運動により、血行が促進され、体に蓄積していた疲労が軽減されたと考えられます。
「山登り=疲れる」という常識をくつがえしたのです。
山登りのもう一つの楽しみといえば、食事。
山では何を食べるのがよいのでしょうか。
歩くためのエネルギー源として炭水化物が欠かせないことはよく知られるところ。
今回、山で温かいものを食べると、多くの人が、体が休まることを実感していました。
中でも「みそ汁」はコーヒーや紅茶と比べて、リラックスするという結果が出ました。
みそ汁は、汗をかいて不足しがちな塩分や、エネルギーを作り出すのに欠かせないビタミンB1を
多く含むため、山登りにぴったりと言えそうです。


<私的コメント>
要するに、「息が上がらないペース」と「小また」で登山・下山をするということのようです。
番組の中では実際に唱ってみないと「息が上がった」かどうかがわからないとのことでした。
唱いながら登山するのはちょっと・・・。

実は私も女房と2年前に登山をしました。
普段運動不足のため二人とも両足の親指の爪が死んでしまい、半年間爪なしで泣きました。
普段鍛えておくこと、足に馴染んだ靴を履くことの重要性を知りました。

新しい靴をいきなり登山で使うのはよくないかも知れません。
普段の散歩で登山靴を使って、十分に足と靴を馴染ませておくことも大切かも知れません。




<きょうの一曲> ありがとう
ありがとう (ゲゲゲの女房主題歌)
http://www.youtube.com/watch?v=orEJm06hZPE&feature=related







読んでいただいて有難うございます。
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