過剰な糖質

肥満・虫歯のリスク高める糖類取りすぎに注意

加工食品や調味料にも糖類が含まれており、知らないうちにかなりの量を取っているかも知れない。
 
糖類の取りすぎは肥満や虫歯のリスクを高めるとして、世界保健機関(WHO)は、1日の糖類摂取量をエネルギー総摂取量の10%未満、さらに健康になりたいなら5%まで減らすことを勧める。
5%の目安は約25グラム、ティースプーン(小さじ)6杯程度。
ここでいう糖類は、食品や飲料に加えられた糖類やハチミツ、シロップに含まれるもので、野菜や果物、牛乳に含まれている糖類は除く。
 
そもそも糖類とは何か。
炭水化物から消化しにくい食物繊維を除いたものが糖質で、糖質の一部が糖類だ。
糖類には、ブドウ糖や果糖などの単糖類と、ブドウ糖と果糖でできた砂糖(ショ糖)など単糖類二つからなる二糖類が含まれる。
 
WHOによれば、糖類は炭酸飲料1缶に40グラム、大さじ1杯のケチャップに4グラム含まれるものもある。
甘くないソーセージなどの加工食品にも含まれることがあり、知らずに摂っている。
摂取量を減らすコツは、甘い飲料やお菓子を減らすこと。
目の前にあると手が伸びるので買い置きをしない。
のどが渇いた時の清涼飲料水も注意。
水かお茶にする。
甘いものが欲しい時は、季節の果物を少し食べるといい。
調味料のかけすぎも要注意。
 
過剰な糖類の脳への影響をマウスで研究した結果、血液中の余分な糖類は、脂肪に変わって肥満の原因になるほか、血糖値の乱高下を起こす可能性や、糖類の代謝によるビタミンやミネラルの消費で、疲労感や気分の落ち込みが起こる可能性もあることがわかった。
過剰な糖類は、たんぱく質と結びつき、その働きを阻害することもある。
たんぱく質は、脳の中でも重要な働きをするので、脳の働きにも影響する可能性がある。
甘いパンやジュースで食事をすまさず、ごはんにみそ汁、おかずといった和食を見直したい。

糖類摂取量を滅らすコツ
⬜︎ 甘い飲料を減らす。水や牛乳、糖類を加えていない飲料にする
⬜︎ コーヒーやシリアルなどに加える糖類の量を減らす
⬜︎ 菓子を減らす
⬜︎ 菓子や甘い飲料の買い置きをしない
⬜︎ 調味料を減らす。薄味にして、素材の味を楽しむ

参考
朝日新聞・朝刊 2016.10.1



<関連サイト>
糖質制限食でアンチエイジングというより糖質過剰病が予防できて
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3784.html

糖質を抑えて糖尿病リスクを低下 清涼飲料の過剰摂取をやめさせるには
http://tokuteikenshin-hokensidou.jp/news/2016/004863.php


砂糖を含む“糖質”を1日何g摂ってますか!?
http://matome.naver.jp/odai/2142219283358348301