老年病科

高齢者の栄養

高齢者こそしっかり栄養 粗食は筋力低下、認知症の恐れ 食事の回数増やし、肉も魚も 高齢者で必要な栄養を摂取できていない「低栄養」の人が増えている。 低栄養が進むと、筋肉、骨の衰えや免疫力の低下、さらに認知症をも招きかねない。 かむ力や消化機能が…

高齢者の皮膚の「スキンテア」

「スキンテア」 摩擦やずれでけが 高齢者の皮膚傷つきやすく 「虐待」疑われる例も、テープはがし注意 病院や老人ホームなどで、摩擦やずれによって皮膚が裂けてしまう「スキンテア」への対応が課題になっている。 加齢などで高齢者の皮膚が弱くなり、軽い圧…

とろみで誤嚥を予防

とろみで誤嚥を予防 食事を楽しむ 年をとるとどうしてむせるのか。 嚥下に関係するのど周りの筋肉は60代から衰え始め、70代で急に低下する。 すると、食べ物や飲み物がのどに流れ込むスピードに嚥下反射が対応できなくなり、誤って隣の気道に入る。 これ…

高齢者の皮膚の傷

高齢者の皮膚の傷 介護中、腕つかんだだけでも 高齢者は腕や足を軽くぶつけたり、こすったりしただけで、皮膚が裂けるほどの傷になることがある。 加齢や薬の副作用などで皮膚が薄く、もろくなっているためだ。 こうした外傷を「スキンテア」と呼んで、予防…

筋トレで健脚

筋トレで、ずっと健脚 高齢者のジム通い広がる 無理なくゆっくり/専門家と一緒に 筋力トレーニングに取り組む高齢者が増えてきた。 いつまでも元気な体を維持して、健康でいるには筋肉を増やすことが欠かせないためだ。 ただ、やり方を間違えると筋肉が付か…

老後にアルコール依存症で認知症に

老後にアルコール依存症 認知症リスク高く 退職・死別きっかけ、兆候あれば早期治療 家族の支援大切 男性を中心に高齢者のアルコール依存症の問題が深刻になっている。 定年退職や配偶者との死別をきっかけに酒量が増え、依存症に陥るケースが多い。 若いと…

シニアの機能性下着

機能性下着、シニアの歩行支援 腰痛など改善も 年を取るにつれて足腰が衰え、歩くことすらおっくうになる人は多い。 そんなシニアの歩行を支える下着がある。 当て布で膝や股関節を安定させ弱った筋肉を支え、動きやすくしてくれる。専用下着だけでなく、ス…

夜の眠りは量より「質」

夜の眠りは量より「質」 なかなか眠れない、夜中に何度も起きてしまう――そんな悩みを抱える高齢者は少なくない。 昼間に眠気やだるさがあれば不眠症の可能性があり、睡眠時無呼吸症候群や夜間頻尿がかかわっていることもある。 原因や病状に応じた治療が必要…

足腰の衰え

足腰の衰え 年だからこそ運動 筋力は戻る 年齢を重ねると、足腰の衰えを感じる人は珍しくない。 年だから仕方がない」と放っておくと、将来、介護が必要になるリスクを高めるかもしれない。 2013年の国民生活基礎調査によると、「介護が必要となった主な…

高齢運転者と認知症

高齢運転者と認知症 異変がないか周囲も気を配って 高齢のドライバーが増えています。 運転のしかたに問題が起きるようになっても「年のせい」と考えがちですが、運転パターンの変化に認知症が隠れているケースもあるようです。 警察庁によると、運転免許を…

床ずれ

床ずれ、栄養補い保湿 床ずれ(褥瘡〈じょくそう〉)は寝たきりの人や、車いすで長時間同じ姿勢でいる人にできやすい。 エアマットなどで体への圧迫や皮膚のずれを減らすだけでなく、保湿や栄養状態を良好に保つことが予防や治療には重要だ。 ■骨の出っ張り…

高齢者の低栄養

高齢者の低栄養 たんぱく質不足、病気・けが招く 年をとると食事の量を減らし、肉類を控える人がいる。 そんな食生活を続けていると、「低栄養」になって免疫力や筋力が落ち、健康状態が悪くなりかねない。 自宅で自立した生活を送っている高齢者の中にも、…

日常の転倒リスクを避ける

小さな段差や配線…日常の転倒リスクを避けるには 転んでけがをする人が一向に減らない。 高齢者では骨折して寝たきりになる恐れが高まる。 「大丈夫」と思っている30~40代でも思わぬけがを招いて日常生活に支障を来す。 筋肉や感覚など加齢に伴う衰えだけで…

高齢者に多い誤嚥性肺炎  歯磨きで予防

高齢者に多い肺炎 誤嚥性 歯磨きで予防 高齢者に多い肺炎のうち、特に注意すべきなのが、細菌が唾液や食べ物と一緒に肺に流れ込んで生じる「誤嚥性肺炎」だ。 70歳以上で肺炎と診断された人の70%以上、90歳以上に限ると約95%が誤嚥性だといわれる。 年を重…

高齢者に多い肺炎 定期予防接種 ①

高齢者に多い肺炎 受けた?定期予防接種 原則65歳以上に助成 肺炎は日本人の死因の第3位で、亡くなる人の大半が65歳以上だ。 高齢者には糖尿病や肺の慢性病を持つ人も多く、専門家は予防が大切だと指摘する。 (2014年)10月から肺炎の原因となる肺炎球菌の高…

眠れない高齢者が増加

眠れない高齢者が増加 近年、高齢者で不眠を訴える人の割合が増えています。 「眠れない」理由としては、加齢に伴う眠りの質そのものの変化や、別の病気の影響によるものなど、様々な原因があります。 眠りの質の変化 睡眠時間は、赤ちゃんの頃は約16時間、2…

高齢者の熱中症

暑さ・渇き、感じにくい体 熱中症 高齢者は熱中症になりやすい。 炎天下で起きることが多い若い世代と違い、室内で人知れず熱中症になり、気付かれたときには重症化していることも多い。 専門家は、高齢者を「熱中症弱者」と指摘し、効果的な予防策をとって…

高齢者の虚弱・老化症状を防ぐ

高齢になると筋力が衰え、短い距離を移動するにも一苦労します。 老化現象だと高齢者の多くが半ばあきらめていたこの症状を、日本老年医学会が「フレイル」と名称を統一し、予防の必要性を指摘する提言を5月にまとめました。 専門家は適切な運動と食事を心が…

高齢者へのウオーキングの勧め

ウオーキングも、ちょっとした工夫を加えれば、筋力増強や持久力向上にもつながる。 ゆっくり歩きと早歩きを交互に繰り返す「インターバル速歩」は、体力のない高齢者でも取り組みやすく、生活習慣病などのリスク低減にも効果がある。 コツは胸を張り正しい…

高齢者の「粗食」に注意

高齢者の「粗食」に注意 肉・脂の不足、老化早める 元気で長生きするためには毎日の食事が大切。 でも、どんな食事が高齢者の健康に良いのか。 健康に気を使っているつもりでも勘違いで栄養状態が悪くなっている場合もある。 最近、高齢者の「低栄養」が問題…

高齢者のための転倒防止

「デュアルタスク」が鍵 高齢者のための転倒防止の新訓練法 転倒による骨折は、お年寄りが寝たきりや要介護になる大きなきっかけの一つ。 筋力の衰えなど体力の低下も原因ですが、比較的元気なのに転ぶ人もいる。 こうしたケースをふまえた新しい転倒予防法…