循環器科
動きっぱなしの心臓、時々休憩してるって本当? 生まれてから死ぬまで、生涯止まることなく動き続ける、心臓。 人の一生で、およそ20億回も脈打つといわれている。 ドクドクと伝わる鼓動は、私たちが生きている何よりの証拠だ。 心臓は、心筋という筋肉でで…
米国立研究所「120未満」を提唱 現行は「140未満」 指針反映には検証必要 脳卒中や心臓病のリスクが高まる高血圧は、日本人の3人に1人がかかるといわれる国民病だ。 日本高血圧学会による現行の治療ガイドラインでは最高血圧を「140未満」に抑えるべきだと…
高齢者の心不全 「年のせい」と諦めずに治療を 2階に行く階段が息苦しくて上れなくなった」「坂道を上っていくと息切れする」。 そんな症状の原因のひとつが心不全。 全身に血液を送る心臓のポンプ機能が低下してうまく働かなくなった状態で、70歳以上に…
危険な関係 ストレスと血圧 怒ると血圧が上がるのはどうして? 胃腸や心臓などは脳の命令で動いているのではなく、自律神経の働きによって動いています。 自律神経には交感神経と副交感神経とがありますが、怒り、不安、恐怖、イライラなどのストレスは交感…
トランス脂肪酸 日本は規制しないの? Q アメリカでトランス脂肪酸の使用が3年後に原則禁止されるそうです。なぜ日本では規制されないのでしょうか。 A 厚労省「規制は考えていない」 ・トランス脂肪酸は油脂の成分の一つで、自然由来の脂肪に含まれていま…
心不全 病名ではなく状態 「心不全と診断された」とよく聞くが、心不全は病名ではない。 心臓のポンプ機能の悪化によって起きた体の状態のことで、いろんな症状がある。 心臓は収縮・拡張を1日に約10万回繰り返し、全身に血液を送り出す。 ポンプ機能が悪く…
コレステロール摂取制限なくす 国の基準「科学的根拠が不十分」 健康を保つために、食事で取る栄養素などの望ましい量を定めた厚生労働省の百本人の食事摂取基準」。 最新の2015年版では、コレステロールの上限値が削除された。 上限値を設ける科学的な根拠が…
脳梗塞といえば、以前は高血圧から起こるものが多かった。 だが、血圧管理の意識が高まり、高血圧由来の脳梗塞は減っでいる。 にもかかわらず、脳梗塞自体は減っていない。 「心房細動」による脳梗塞が増えているからだ。 心房細動は不整脈の一つ。 一定のリ…
高血圧治療にワクチン 阪大などラットで効果確認 高血圧をワクチンで治療できるかも知れない。 人間でも効果が確認できれば、高血圧患者の飲み薬を減らせるか可能性が出てくる。 大阪大の研究グループは、独自に開発したワクチンをラットに使ったところ、血…
ちょい高めの血圧ご用心 心房細動の恐れ1.7倍 国循 脳梗塞を起こす大きな要因として、近年注目されている不整脈の一種「心房細動」は、肥満に、ちょっと高めの血圧が重なるだけで、なりやすさが1・7倍上がることを国立循環器病研究センター(大阪府吹田…
血管炎 様々な臓器に障害も 血管炎、様々な臓器に障害も 長引く高熱や痛み 感染症やがんに似た症状 血管炎の症状は感染症やがんに似た面があり、専門の医師でないと診断が難しい。 ただステロイドなどが効き、薬を飲み続ければ症状を抑えられる例が多い。 ソ…
体の中をめぐっているリンパは、不要な脂肪やたんばく質などの老廃物を回収し、健康を維持する大事な役割を担っている。 この流れが悪くなれば、むくみの症状も出やすくなる。 リンパの流れをよくするには普段、′どんなことを心がけたらよいのだろうか。 リ…
女性の心筋梗塞 50代から増加、たばこは要注意 心筋梗塞は男性の病気と思いがちですが、女性も油断はできないようです。 心筋梗塞は、心臓の筋肉(心筋)に酸素や栄養を送る冠動脈が動脈硬化などで詰まり、心筋の一部が死んでしまう病気だ。 カテーテルで血…
発症すると死亡したり重い後遺症を残したりする脳卒中。 なかでも重症化しやすいのが、心臓の不整脈のひとつ、心房細動が原因で起きる脳梗塞です。 心房細動がある場合、血を固まりにくくする抗凝固薬を飲んで脳梗塞を予防できます。 最近は薬の種類も増えて…
高齢者も手術を選べるようになってきた。 体力的に難しかった心臓手術を、80歳以上で受けることも珍しくない。 体への負担を軽くする手法が進歩してきたことが背景にある。 ただ、若者に比べれば臓器や血管は衰えている。 リスクを理解したうえで判断する必…
発症すると死亡したり重い後遺症を残したりする脳卒中。 脳卒中はとても深刻な病気です。 軽く済んでしまって何事もなかったかのように治ってしまう人がいるかと思うと、重い後遺症で人生が狂ってしまう場合もあります。 「動けない」「喋れない」「食事が飲…
高血圧は運動不足や塩分の多い食事など生活習慣が積み重なって発症する例が多く、主に薬で治療する。 ただ、中にはホルモンの分泌異常などで起こるタイプの高血圧もある。 手術など適切な治療で改善するので、詳しい医師を訪れ、検査を受けることが重要だ。 …
高血圧を放っておくと、脳卒中や心筋梗塞など命取りの病気につながりかねません。 高血圧は気づかぬうちに、じわじわと体をむしばみ、「サイレントキラー(静かな殺し屋)」とも呼ばれています。 大きな要因の一つが食塩のとりすぎです。 日本人は20代でも…
胸の痛み長く続く 更年期の1割が発症 診療時、性差の視点大切に 心臓の血管が狭くなって胸の痛みが生じる狭心症や心筋梗塞は男性に多い病気とされてきた。 ところが、更年期の女性の約1割がかかる狭心症があることは意外に知られていない。 胸などの痛みが長…
生まれつき心臓病を持つ子どもたちが大人になった時、かかれる病院がない――そんな問題が浮かび上がってきた。 推計で40万人を超えるが、受け入れ態勢が整った大人の病院は、全国にわずかしかない。 医療体制をどのように整えるか、模索が始まっている。 対…
脳卒中や心臓病、10年後の確率は? ウェブで簡単予測 10年後、脳卒中や心臓病などになる確率はどれぐらい?――。 そんな予測式を大阪府立健康科学センターが開発し、ウェブサイトに公開した。 http://www.kenkoukagaku.net/yosoku/ http://www.kenkoukaga…
心筋梗塞や狭心症、「心臓リハビリ」で再発防止 医療機関の導入増える 心筋梗塞や狭心症、心不全などの手術後に、早期の社会復帰や再発防止のために運動療法などを取り入れる「心臓リハビリテーション」を実践する医療機関が徐々に増えている。 退院後も含め…
抗血栓薬2種 特徴を理解 東京都中央区のNさん(71)は昨年8月、自宅の鏡を見て異変に気付いた。 顔面がしびれ、唇がつり上がっている。 都内の救急病院で、一過性の脳虚血発作と分かった。 脳に血液が一時的に流れなくなり、脳梗塞が起きるサインと言わ…
「心臓が急に止まってしまうのではないか」 3年前から胸苦しさに悩まされていた東京都のOさん(51)は、今年7月朝、自宅に救急車を呼び、病院に運ばれた。 突然、フッと意識が飛び、恐怖から過呼吸になったためだ。 医師に「不整脈だが問題ない」と告げ…
もみ出し&マッサージ ホントの実力大検証! みんなが大好きなマッサージ。 コリがほぐれ、とっても気持ちいい! ところが、さらなる効果があると言う情報が。 「脂肪が減っちゃう?」「高血圧が治っちゃう?」「認知症の症状が改善しちゃう?」 それはホン…
社会全体で「少しずつ減塩」に取り組もう ~ 名古屋市立大学・木村玄次郎教授インタビュー ~ さまざまな生活習慣病のもとになる高血圧。 その高血圧を防ぐためには、食塩摂取量を減らすことが重要です。 でも実現はなかなか難しい。 「社会全体で減塩に取り…
「不整脈」という言葉で思い浮かべるのは、「脳梗塞(心原性脳塞栓症)を引き起こす心房細動」や「突然死を招く心室細動」などの危険な不整脈です。 しかし、大半は放置しておいても心配のない「期外収縮」と呼ばれるものです(「良性の不整脈」)。 (「期外収縮…
動脈硬化の原因物質とされるコレステロール。 しかし、そもそもは細胞膜の材料となるなど、私たちの体にとって必要不可欠な栄養素の一つです。 では何故、“善玉”、“悪玉”と呼び分けられるのか? また、動脈硬化にどう関与しているのか? そのメカニズムを紹…
コレステロールとうまく付き合うには 正常値でも「超悪玉」に注意 血液中のコレステロールについて、個人差を重視して管理する考え方が広がってきた。 コレステロール値が正常でも安心できない「超悪玉」のコレステロールの存在も注目されている。 健康管理…
日野原重明が書かれた医療記事です。 コレステロール値が高いと言われた方は必見(必読)です。 最近はメタボリック症候群という言葉が流行し、太りすぎないように食事制限をしたり、体重測定や血中コレステロールを測定したりするよう勧められている。 体重…