2018-01-01から1年間の記事一覧

赤ら顔で深酒、がんのリスク高める

赤ら顔で深酒、リスク高める お酒は百薬の長といわれるが、飲酒はせいぜい1合までだ。 食道がん、咽頭がん、肝臓がん、乳がん、大腸がんなど、多くのがんの発症リスクを高める。 たとえば日本人男性の場合、日本酒を毎日4合飲むと大腸がんになるリスクは3倍…

ブルーライト、目への影響で大論争

ブルーライト、目への影響で大論争 体内時計狂わす見解 スマートフォンなどから出る青色光「ブルーライト」は目に悪影響を与えるのか・・・。 海外の科学誌の論文をきっかけに論争が起きている。 国内ではブルーライトを遮る眼鏡も普及しているが、青い光は…

がん治療に新たな地平 効く薬をゲノムで探る

効く薬、ゲノムで探れ がん治療に新たな地平 1月16日、がん治療の総本山といわれる国立がん研究センター(東京・中央)の会議室。 臨床医と研究者らがスクリーンを真剣なまなざしで見つめる。 視線の先にあるのはがんの病巣画像ではなく数字やアルファベット…

強い放射線出す薬剤、難治性がん治療に期待

強い放射線出す薬剤、難治性がん治療に期待 膵臓や小児といった難治性のがんで、放射線を強く出す薬剤を使い治療効果を高める研究が相次いでいる。 これまではがん細胞をたたくのに十分な強さを持った放射線を出すのが難しかったが、東京大学などは薬剤を新…

口の渇き、ドライマウス?

口の渇き、ドライマウス? 3カ月続くなら病院へ ストレス、筋力低下、加齢 要因は複合的 暖房を使う季節になると口の中が渇く、ネバネバして口臭が気になる、塩辛いものを食べると舌が痛くなる・・・。 その症状はドライマウスかもしれない。 原因を知り、生…

飲酒の悪影響、喫煙が助長

飲酒の悪影響、喫煙が助長 日本人男性の発がん原因のトップは喫煙で、第2位はピロリ菌、肝炎ウイルスなどの感染症だ。 第3位は飲酒で、男性の発がん原因の9%を占める。 肥満と野菜不足、運動不足はいずれも1%に満たないので、いかにお酒の影響が大きいか分か…

風疹、2020年まで流行の恐れ

風疹、2020年まで流行の恐れ 30~50代男性が中心、8週連続100人超 首都圏を中心に風疹が流行している。 国立感染症研究所が6日発表した、直近1週間(10月22~28日)の患者数は8週連続で100人を超え、今年に入り1692人に上った。 患者の中心はワクチンの接種…

子どもの手足に麻痺、増加 エンテロウイルスD68感染症に注意

子どもの手足に麻痺、増加 風邪に似た症状、注意必要 子どもの手足に急に麻痺が出る「急性弛緩性まひ」の報告数が、10月ごろから増加している。 3年前、エンテロウイルスD68感染症の流行と同時にまひの報告が相次ぎ、厚生労働省は今年5月から全国の医療機関…

高身長とがんの関係

高身長とがんの関係 背が高い人は、がんになりやすい・・・ こんな研究結果を、米国の研究者が科学誌「英国王立協会紀要」に発表した。 身長が10センチ高ければ、がんになるリスクがおよそ10%高まるという。 米国の研究者が、欧米と韓国の計約300万人の研…

偽痛風

偽痛風とは 偽痛風は「にせものの痛風」と示す通り、痛風とは似て非なる病気です。 痛風も偽痛風も、関節のなかに結晶が沈着することで関節が腫れて痛む病気ですが、結晶の種類が違います。 痛風は尿酸の結晶、偽痛風ではピロリン酸カルシウムの結晶が原因で…

「がん5年生存率」の読み解き方

「がん5年生存率」の読み解き方 患者数・年齢に注意 がんと診断された患者が5年後にどれぐらい生存しているのか。 国立がん研究センター(東京・中央)は9月、がんの治癒の目安となる「5年生存率」について、全国230病院について進行度別のデータを初めて公…

筋膜リリース

筋膜リリース 全身のよじれを解きほぐす バターが溶けるイメージで 長時間のパソコン作業が続き、ストレッチやマッサージをしてもすぐにこりが戻ってしまう・・・。 そんな時には、全身を覆う筋膜がこり固まっているのかもしれない。 注目が集まる「筋膜リリ…

乾癬治療、新しい飲み薬が四半世紀ぶり登場

乾癬治療、新しい飲み薬が四半世紀ぶり登場・・・副作用少なく 皮膚にかさぶたのような発疹が広がる 乾癬の新しい飲み薬が昨年、約25年ぶりに登場した。 従来の飲み薬と違い、重い副作用が少ないのが特徴とされる。 横浜市に住む会社役員のAさん(男性、51歳…

インフル薬 「ゾフルーザ」

インフル薬 変わる勢力図 塩野義「ゾフルーザ」、タミフルに肉薄 自社開発で利益確保 流行期が近づくインフルエンザの治療薬の勢力図が一変しそうだ。 1回の服用で治療できる塩野義製薬の新薬「ゾフルーザ」が本格投入され、中外製薬の「タミフル」を抜く可…

増えるペット由来の感染症

増えるペット由来の感染症 高齢者や乳幼児は重症化も キスなど引き金に/接触歴メモして受診 ストレス多き現代人にとって、ペットは疲れた心を癒やしてくれるかけがえのないパートナー。 ただ、ペットとの過度の触れ合いには思わぬ落とし穴がある。ペットか…

結膜下出血

結膜下出血 Q 結膜下出血とは A 眼球の表面にある半透明な膜「結膜」の血管が切れて出血し、「強膜(白目)」 との間に血がたまった状態です。 血管が太くなって赤く見える充血とは違い、白目が部分的にべったりと赤く見えま す。 痛みやかゆみなどの自覚…

パーキンソン病 診療ガイドラインが7年ぶりに改訂

パーキンソン病、増える治療法 診療ガイドライン、7年ぶり改訂 神経伝達物質の減少で体が動かしにくくなるパーキンソン病。日本神経学会は今年5月、診療ガイドラインを7年ぶりに改訂した。症状が進んだ進行期の患者の治療の選択肢が広がった。また、早期…

「オンライン診療」 対面診療なくネットで薬処方 厚労省指導へ

ED・薄毛 対面診療なくネットで薬処方 厚労省指導へ 「オンライン診療」と称して、勃起不全(ED)や男性型脱毛症(AGA)の治療薬など医師が診療して処方する薬を、患者に一度も会わずに処方する医療機関が複数あることがわかった。 厚生労働省は無診療治療を…

パーキンソン病に降圧薬が効果

パーキンソン病に高血圧薬が効果、iPS使い確認 https://www.asahi.com/articles/ASLBL4JL9LBLULBJ00K.html 高血圧の治療に使う薬がパーキンソン病に効く可能性があることを、慶応大と製薬大手エーザイのグループが突き止めた。 ヒトのiPS細胞(人工多能性…

牛乳アレルギー 「少量摂取で耐性」

牛乳アレルギー、治療へ研究 「少量摂取で耐性」検証 子供に多い牛乳アレルギーを巡り、国立成育医療研究センター(東京)は治療法の確立に向けた臨床研究を始めた。 ごく少量の牛乳を取り続けて耐性をつける「経口免疫療法」に加え、ほかのアレルギーで抑制…

インフル 期待の治療薬 「ゾフルーザ」

インフル 期待の治療薬 錠剤型「ゾフルーザ」登場 「1回飲むだけ」で手軽 インフルエンザが流行する季節に近づいてきた。 昨季は記録的な患者数となるなど猛威を振るい、今年も感染のリスクを心配する人は多いはずだ。 そんな中、3月に発売された錠剤型の治…

深夜残業・不規則な生活による「体内時計の乱れ」

深夜残業・不規則な生活、睡眠障害や糖尿病のリスク 「体内時計の乱れ」調査し改善策探る 深夜残業や、夜勤と日勤を繰り返すなどの不規則な生活で起きる、体内時計の乱れによる不調の実態調査に厚生労働省が乗り出す。 体内時計の乱れは、睡眠障害や糖尿病な…

小さな粒 体内で役目  がん早期発見など活用へ

小さな粒 体内で役目 がん早期発見など活用へ 人間の体は37兆個という膨大な数の細胞でできている。 体の中には細胞より小さい粒がたくさんあり、重要な役割を果たしていることが分かってきた。 細胞同士がこの粒を使って連絡を取り合っているようだ。 その…

野菜ジュースはがん予防になるか

野菜ジュースは予防にいい? 野菜や果物は心筋梗塞や脳卒中の危険を減らすほか、がんの予防にも有効だ。 特に食道がんのリスクはほぼ確実に下がりますし、胃がんでもその可能性がある。 しかし野菜や果物の摂取量は減少傾向にあり、問題だ。 では、忙しい私…

中毒相談 乳幼児が多数

中毒相談 乳幼児が多数 3万2768件。 2017年に日本中毒情報センターの中毒110番に寄せられた急性中毒の相談件数だ。 約9割が医療機関ではない一般からの問い合わせだった。 中毒患者の4分の3以上が5歳以下の乳幼児で、発生場所は家の中が90.9%を占めた。 乳…

インフルエンザ、早めの備えを

インフルエンザ、早めの備えを 予防接種で重症化予防 秋が深まり、インフルエンザが流行する季節が近づいてきた。 高齢者や病気を持つ人がかかると、重症化する恐れもある。 予防接種を済ませるなどし、日ごろからウイルスをもらったり広げたりしないような…

「うまみ」でドライマウスを改善

昆布などの「うまみ」でドライマウスが改善 医療現場でも使われ始めた「うまみ」の力 昆布やカツオのダシでおなじみの「うまみ」。日本料理独特の味と思いがちだが、2002年、味を感じる舌の細胞にうまみ物質のグルタミン酸を特異的に受け止める受容体がある…

顔・手足のイボ

顔・手足のイボ、増えたり広がったりしたら ウイルスや紫外線・加齢が起因 自己判断せず皮膚科へ 顔や手足に現れるイボ。 多くはウイルス感染が原因だが、加齢や紫外線によるものもある。 見た目を気にするあまり、自己流のケアで悪化させる例さえある。 適…

認知症予防、「誰でもなる」前提に

認知症予防、誰でもなる可能性 認知症を治す方法が確立しないなか、予防への関心が集まる。 ただし確実な手段はなく、予防へのこだわり過ぎは患者への偏見にもつながりやすい。 「いつか誰でも認知症にかかる」のを前提に、リスクとなる要因を避けることで先…

iPS血小板の臨床承認

iPS血小板の臨床承認 京大1年以内開始へ 厚生労働省の再生医療等評価部会は21日、血液の難病患者のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から血液成分の血小板を作り、患者自身に投与する京都大の臨床研究計画を承認した。 iPS細胞から作った細胞を患者に移植する臨…