神経内科

「地震酔い」

この度の東北地方太平洋沖地震により被災されました方々に、心よりお見舞い申し上げます。 犠牲になられた方々、そしてご遺族の皆様に対し、深くお悔やみを申し上げます。 また、福島第一原発事案(事故)で避難中の方、そして計画停電中の首都圏の方にお見…

ストレス型「冷え」に注意

冷え対策の新常識 顔や手足は汗ばむのに寒い。 自覚がないのに冷えている。そんな新しい「冷え」の悩みを抱える人が少なくない。 半身浴や靴下の重ね履きなど、よかれと思っている自己流の冷え対策が逆効果になっていることもある。 そもそも「冷え」とは何…

頭痛のセルフケア

緊張型なら体操、片頭痛は生活再点検を 「頭痛には、風呂に入って温まるのが良い」と聞いて試してみたものの、いっこうに改善しない……。 そんな経験がある人もいるのではないだろうか。 頭痛にはタイプに合わせたセルフケア方法があるが、その選択を誤ると、…

モヤモヤ病

脳の血流足りないモヤモヤ病 脳梗塞・出血の引き金に 脳の血流が足りなくなって頭痛や意識障害などを引き起こす難病が、モヤモヤ病(ウィリス動脈輪閉塞症)だ。 子どもでも軽い脳梗塞を起こすこともあるが、早期に適切な治療を受ければ日常生活を問題なく過…

アルツハイマー 10年ぶり新薬

アルツハイマー病の新しい治療薬が約10年ぶりに登場する。 春にも進行を遅らせる2種類が発売される見通しで、現在の「アリセプト(一般名ドネペジル)」を加えると、3つの薬から選んだり併用したりできるようになる。 新薬は海外での使用実績が長く安全性…

アルツハイマー病の原因物質、細胞にたまる仕組み解明

神経細胞の中心から末端部に様々なたんぱく質を運ぶ「キネシン1」という運搬役のたんぱく質が働かなくなると、アルツハイマー病の発症につながる物質が末端部にたまってしまうことを、名古屋大の松本邦弘教授と久本直毅准教授(生命理学)らが解明した。仕組…

てんかん 新薬相次ぐ

手術や検査、保険適用広がる 国内に患者は100万人いるとされるてんかんで、2006年から相次いで4種類の新薬が出た。 副作用が少ないのが特徴で、眠気やめまいなどの副作用に悩んできた患者の期待は高い。 薬で発作が抑えられない患者の手術や検査に対…

脳梗塞後のまひ、後遺症に酵素が関与

脳梗塞後のまひ、後遺症関与の酵素発見 医薬基盤研など 医薬基盤研究所と大阪大の研究グループはマウスを使った実験で、脳梗塞で起こる重いまひの後遺症に関与する酵素を見つけた。 この酵素は神経細胞を障害から守る働きを邪魔する。 この機能を止める物質…

「風邪」予防の常識・非常識

寒くなり、せきが出たり微熱が出たりする風邪がはやる季節になった。 頻繁に使う言葉だが、「風邪」は医師が診断する病名ではない。 一見同じような風邪の症状でも、原因や経過が異なる複数の病気に分かれていてそれぞれの病名で診断されるからだ。 昨年11月…

「夕方遺伝子」

「夕方遺伝子」の制御解明 ほぼ24時間周期でリズムを刻む生物の「体内時計」で、夕方に働く特定の遺伝子は、昼と夜に働くDNA(デオキシリボ核)の上の配列の組み合わせによって制御されていることを、理化学研究所の上田泰己プロジェクトリーダーらが明ら…

「夕方遺伝子」

「夕方遺伝子」の制御解明 ほぼ24時間周期でリズムを刻む生物の「体内時計」で、夕方に働く特定の遺伝子は、昼と夜に働くDNA(デオキシリボ核)の上の配列の組み合わせによって制御されていることを、理化学研究所の上田泰己プロジェクトリーダーらが明ら…

脳卒中治療は内科・外科の連携が重要

脳の血管が詰まるなどして起こる脳卒中は迅速に診断し、患者の状態に応じて内科や脳外科(以下外科)の治療を柔軟に選べる体制が不可欠です。 日本経済新聞社が公開データを基に実施した「日経実力病院調査」の「脳卒中編」では内科と外科の連携で救命率を高…

ノートパソコンには要注意

ノート型パソコンによる損傷に注意 ノート型パソコンは、その設計上、大学生やその他ヘビーユーザーの姿勢の悪さを促進し、頭痛、筋肉の損傷をはじめ消耗性の首、肩、手の障害を引き起こす可能性があると、研究者らが注意を呼び掛けている。 米ノースカロラ…

ニンニクを食べた後

2010.7.17の にんにくの底力 http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy/archive/2010/07/17 ではニンニクの効能についてとりあげました。 しかし、ニンニクの唯一の問題点は、何と言っても食べた後の「におい」です。 2010.7.10の日経新聞に、タイミングよく。その…

「健康」でも、くも膜下出血

「健康」でも発症 くも膜下出血 たばこ・高血圧が危険因子 何の前触れもなく突然襲ってくるくも膜下出血。3人に1人の割合で死亡する、怖い脳血管系の病気だ。 生活習慣などに気をつければ、発症リスクを下げられるのだろうか。 動脈の瘤が破裂 くも膜下出…

高脂血症の人は脳卒中になりにくい?

高脂血症の人、脳卒中で死亡率半分 東海大、4万8000人分析 コレステロール値が高く「高脂血症」と診断された人は、高脂血症ではない人に比べ、脳卒中で入院した際の死亡率が約半分と低かったとの分析結果を大櫛陽一・東海大医学部教授(医療統計学)らがまと…

高脂血症の人は脳卒中になりにくい?

##高脂血症の人、脳卒中で死亡率半分 東海大、4万8000人分析 コレステロール値が高く「高脂血症」と診断された人は、高脂血症ではない人に比べ、脳卒中で入院した際の死亡率が約半分と低かったとの分析結果を大櫛陽一・東海大医学部教授(医療統計学)らが…

タミフルが河川汚染?

きわめてショッキングなニュースがバレンタインデーにプレゼントされました。 ##タミフルが河川汚染? 耐性ウイルス懸念、影響調査へ 新型の豚インフルエンザで使用が急増した抗インフルエンザウイルス薬「タミフル」が生活河川を通じて環境に与える影響を…

輸入ワクチン その2

2009.12.18の 輸入ワクチン http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy/34984296.html でもとりあげましたが、「輸入ワクチン」の続編です。 このワクチンについては風評の面も大きく、接種希望者がいるかどうか、接種する医療側も予測が立ちません。 多くの開業医…

トランス脂肪酸

トランス脂肪酸、含有量表示検討へ…消費者相 マーガリンなどに含まれ、大量に摂取すると心臓疾患のリスクを高めると言われるトランス脂肪酸について、福島消費者相は24日、閣議後の記者会見で「含有量の表示を食品の成分表示で義務づけるよう、消費者庁で…

顔面が痛い

内科に顔面の痛みを訴えて来院される方はそんなに多くはありません。 しかし、頭痛を訴えて来院される方の中にはその原因が三叉神経痛である方はそんなに珍しくはありません。 そのことについては今年の8月23日のこのブログでもとりあげました。 三叉神経痛 …

新型インフルエンザ ワクチン  2009.9.14

昨夜のNHKで世界各国の新型インフルエンザによる死亡例を特番で解説していました。 ウイルス性肺炎、サイトカインストームがキーワードのようです。 メキシコや米国(カリフォルニア州に集中)での悲惨な現実が紹介されていました。 沖縄の病院ではPICUへの…

口臭は病のシグナル?

■不規則な食生活やストレスをため込むなどして体調を崩すと、口臭が発生することがあります。 ■本当はにおっていないのに、「自分は臭い」と思い込む人もいます。 ■口臭の程度をチェックする簡易測定器があります。 ■口腔内を洗浄、、殺菌し、口臭を抑える働…

食欲増進ホルモン グレリン

今朝の朝日新聞にグレリンが取り上げられていました。 出典 朝日新聞・朝刊 2009.7.26 版権 朝日新聞社 #食欲増進ホルモン、心筋梗塞を改善 ラット実験で確認 胃から分泌されるグレリンという食欲増進ホルモンが、急性心筋梗塞(こうそく)の症状を 改善する…

食欲増進ホルモン グレリン

食欲増進ホルモン、心筋梗塞を改善 ラット実験で確認 胃から分泌されるグレリンという食欲増進ホルモンが、急性心筋梗塞(こうそく)の症状を 改善することを、国立循環器病センター(大阪府吹田市)の研究チームがラットの実験 で確認した。 国内では年間約4…

20歳過ぎたら体重減にも注意

20歳過ぎたら体重減にも注意 死亡リスク、中高年で高まる 成人後に体重が増えた人よりも、減った人の方が、中高年での死亡リスクが高い との研究結果を厚生労働省研究班(主任研究者=津金昌一郎・国立がんセンター 予防研究部長)が23日発表した。栄養不…

難解で誤解が多い「病院の言葉」

「せん妄」「寛解」など、医療用語には難解な言葉が数多くあります。 医療側にとっても、説明しろといわれてもうまく説明できなかったり、逆にどうして こんな言葉が伝わらないんだろうかという場合もあります。 難解で誤解が多い「病院の言葉」 分かりやす…

家庭血圧

ご存知の方も多いかと思いますが、今年の1月に日本高血圧学会から新しい 「高血圧治療ガイドライン(JSH2009)」が発表されました。 従来のガイドラインに比べて注目されるのは「家庭血圧」の重要性が強調された ことです。 皆さんも経験があるかと思います…

減塩について

健診で血圧が少し高いですよ、といわれることがあります。 「少し」という言葉に安心して、何ら生活改善に務めないことも多いのではない でしょうか。 改善の余地は運動をこころがけたり、節酒したりすることにもあります。 しかしまずは食塩のとりすぎがな…

更年期とホルモン補充療法

ホルモン補充療法 「更年期」改善に再評価 HRTで改善された症状 ■平成14年7月、更年期症状の治療法のひとつ「ホルモン補充療法(HRT)」に関する臨床試験の結果が世界の医療界に衝撃を与えた。 米国の大規模臨床試験「WHI(ウィメンズ・ヘルス・…