2010-01-01から1年間の記事一覧

野菜・果物と糖尿病

野菜・果物と糖尿病予防 野菜や果物を多く食べることが健康によいとされる。 2型糖尿病の予防との関係を調べた研究が、英国医学雑誌電子版に8月掲載された。 著者らは文献検索で6件の追跡調査を選び出した。 米国の研究が4件、中国とフィンランドの研究…

子宮腺筋症

子宮腺筋症、強い月経痛を伴う Mさん(43)は3年前ぐらいから月経痛がひどくなり、通常の鎮痛剤がまったく効かなくなった。 超音波検査で子宮の前壁が分厚いことがわかった。 子宮腺筋症の疑いがあるといわれた。 子宮腺筋症は子宮内膜症、子宮筋腫とともに3…

抗がん剤の吐き気解消

副作用を長く抑える新薬 がんの治療でつらいのが、抗がん剤による吐き気や嘔吐などの副作用だ。 こうした副作用を防ぐ薬は「制吐薬」と呼ばれ、最近、二つの新薬が登場した。 従来の薬は抗がん剤の使用直後に起きる症状にしか効果がなかったが、2日目以降も…

抗がん剤、高騰

日本ではすでに死因の第1位で、身近な病気となった、がん。 このがんの治療費が高額になっている。 とりわけ抗がん剤の高騰が目立つ。 医療技術の高度化に伴い、最近開発されたものの中には1カ月の薬代が数十万円という例も珍しくない。 高額化する薬剤費…

体内時計正す新睡眠薬

体内時計正す新睡眠薬 鎮静・抗不安作用に頼らず 生活習慣病の対策にも 鎮静作用や抗不安作用に頼らない新タイプの睡眠薬が登場した。 不眠の原因の一つとなる体内時計の乱れを正し、寝付きや眠りをよくするという。 専門家らは副作用も少ないとみている。 …

気軽な室内運動

メタボ予防も 気軽な室内運動で元気に 最近は健康維持のため、気軽に室内で行える運動が注目されている。 大学などが行った研究で、効果が確かめられた運動もある。 室内運動が注目されるきっかけの一つとなったのは、厚生労働省の「運動所要量・運動指針の…

がん用張る鎮痛剤

近くに大学病院があります。 最近「痛みセンター」が新設されました。 昨日、強度の腰痛で当センターに通院中の女性が、インフルエンザワクチンの接種のために当院に来院されました。 お話を伺うと、腰椎の側湾に伴う腰痛で手術は無理といわれているとのこと…

抗がん剤 イレッサ

イレッサ、初期治療にも 肺癌学会が指針改定 肺がん患者で抗がん剤「イレッサ」を初期治療で使えるように、日本肺癌学会が診療指針を改定した。 肺がん患者の約3割が対象になるとみられる。 これまでは他の抗がん剤が効かなくなった後の2番手以降の薬だった…

子宮頸がん・検診後進国ニッポン

2010年10月30日に感染症学会・福井大学・朝日新聞社主催の市民公開シンポジウム「感染症でおこるがん-がんの予防をめざして」が福井市で開かれました。 きょうは、自治医大さいたま医療センター産婦人科の今野良教授の講演の記事を紹介します。 子宮頸がん…

ハウスダスト 秋の対策肝心

家屋の室内を浮遊するホコリやちりであるハウスダスト。 気管支ぜんそくなどのアレルギー疾患を引き起こす一因になりますが、とりわけ秋が被害を受けやすい季節ということは意外に知られていません。 ハウスダストが原因になって発生する病気に対して利用で…

日本癌学会市民公開講座2010  その3

2010年9月25日に大阪市の堂島リバーフォーラムで開かれた日本癌学会市民公開講座の記事の紹介です。 きょうはパネルディスカッションの記事です。 ●出席者 ◆講演 ・田村研治さん 国立がん研究センター中央病院乳腺科・腫瘍内科通院治療センター医長 ・土岐(…

肺がんとCT検診

ヘビースモーカーが肺がん検診を受ける場合は、X線撮影ではなく、CTスキャンを用いる方が死亡率を20%下げられるとする研究結果が発表されました。 きょうは、この記事の紹介です。 ここで注意しなければならないのは、ヘビースモーカーというハイリスクの人…

手足の荒れ

手足の荒れ、「冷え」が犯人 マッサージで血行改善 冬は肌荒れが起きやすい季節。 特に手や足はかゆみや痛みを伴うひび割れやあかぎれなどが起きやすい。 手足の荒れは乾燥に加え、「冷え」も大きく関係しており、マッサージで血行をよくすることで改善が見…

日本癌学会市民公開講座2010  その2

日本癌学会市民公開講座2010 その1 http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy/archive/2010/11/6 の続きです。 ②負担少ない腹腔鏡手術、増加 大阪大教授・土岐祐一郎さん 人はがんを治すために、手術を発達させてきました。 そして多くの困難を乗り越え、最初の本…

日本癌学会市民公開講座2010  その1

日本人の2人に1人はがんになり、3人に1人はがんで亡くなります。 高齢社会に伴いがん患者が増えるなか、がんが起こる仕組みの研究、新しい薬や治療法の開発が進んでいます。 9月25日に大阪市の堂島リバーフォーラムで開かれた日本癌学会市民公開講座では、第…

妊娠中のインフルエンザワクチン接種

Aさん(仮名、32)は妊娠3カ月。 すでに2歳の子供がいる。 昨年、新型インフルエンザが大流行したため、今年はワクチン接種を考えているが、妊娠への影響が心配で迷っている。 インフルエンザは毎冬のように流行し、特に小児や高齢者は死亡率が高く、これ…

血圧・血糖が両方高いと

血圧・血糖が両方「ちょい悪」だと…循環器系リスク2倍 健康ではないけれど「病気」と診断されるほどでもない、ちょっとだけ高い血圧や血糖値でも、油断できない。 「ちょい悪」が両方重なると、脳卒中や心筋梗塞などを起こす危険度(リスク)が2倍に高まる…

コーヒー、紅茶・緑茶に「脳卒中の予防効果」

忙しい人ほどコーヒーブレイクを。 コーヒー、紅茶・緑茶に「脳卒中の予防効果」あり! 「お茶の時間」を楽しむ余裕が健康をもたらす!? 食後や仕事の合間のティータイムは、忙しい毎日の中でもホッとできる一時です。 このリラックスする時間にコーヒーやお…

耳そうじ

耳そうじ、意外な落とし穴 奥まで」「ガリガリ」「やりすぎ」NG 耳かきで耳穴を探る――。江戸時代から耳あか取りの専門業者がいたというほど、耳かき好きな日本人。 だが、そこには意外な落とし穴もある。 普通は必要なし 普通の状態なら耳かきは必要ない。…

スキルス胃がん

術前術後の抗がん剤に期待 スキルス胃がんを諦めない スキルス胃がんの告知を受けたOさん、52歳。 一時はショックでなにも手につかなかったが、今はできる治療はすべて試し、サバイバルしようと決意している──。 胃がん全体の1割を占め、予後不良がんの代名…

コレステロール 高い方が長生き?

「コレステロールは高い方が長生き」というガイドラインを、ある学会が発表しました。 発表した学会は日本脂質栄養学会。 今年は愛知県犬山市で開催されたということですから医学関連の学会では小さい学会です。 この内容については コレステロール基準値論…

乳児消化管アレルギー増加

赤ちゃんのミルクアレルギー増加 治療用ミルクで回復 体に合わないミルクを飲むことで、赤ちゃんが血便や嘔吐などの症状を起こす「新生児・乳児消化管アレルギー」が増加し、少なくとも500人に1人の割合で、毎年全国で2千人以上が発症している可能性のあるこ…

サイバーナイフで「切らないがん治療」

サイバーナイフという言葉を聞かれた方も多いのではないでしょうか。 当院でも、肺がんになられたご主人を持つ奥様が別件で来院され、「サイバーナイフ治療を受けるために遠方の病院に明日から行く」と話してみえました。 このサイバーナイフは複数の角度か…

感染性胃腸炎から身を守る

ウイルス対策、基本は手洗い 感染性胃腸炎から身を守る 食中毒といえば、かつては梅雨ごろから増え始め8、9月に発生のピークを迎えるのが普通だった。 原因となる菌も、黄色ブドウ球菌、腸炎ビブリオ、サルモネラ属菌などの細菌が中心だった。 これらは食…

コレステロール基準値論争

患者無視のコレステロール基準値論争はいつまで続く? コレステロール値を巡って2つの学会が対立、基準値論争がしばらく続きそうな気配です。 「コレステロール高めが長生き」とのガイドライン(指針)をまとめた日本脂質栄養学会に対して、日本動脈硬化学会が…

食物アレルギー治療

『食べる権利』大切に 「アイスをひと口食べたら、のどが痛いと言っていたけど、あとは平気でした」 牛乳アレルギーの6歳の娘の経過をお母さんが報告した。 治療で牛乳を毎日少しずつ飲んでいるが、異常はないという。 A医師は笑顔でうなずいた。 「それで大…

うつ病に運動療法が効果

うつ病 運動療法が効果 薬効きにくい人も改善 再発率低く うつ病を運動で治す試みが注目されている。 薬の効きにくい人が改善することがあるほか、再発率が低いとの研究成果も出ている。首都圏に住む30代の男性会社員は、自宅近くを15分、週4回速歩きをし…

けんしょう炎を防ぐコツ

パソコン、携帯…けんしょう炎を防ぐコツ 同じ動作を繰り返し、指や手首が痛んだり、思うように動かなくなったりするのが腱鞘炎だ。 パソコンの使用や携帯電話の操作、ゴルフや楽器演奏といった趣味など、腱鞘炎を引き起こす要因は生活のいたる所にある。 放…

肩・首・腰の「凝り」

外来を受診される方には肩や首、腰が凝ってつらいという訴えの方も多くみえます。 頭痛の原因になっていることもあります。 このタイプの頭痛は緊張型頭痛といいます。 こういった症状にはストレッチやマッサージが有効ですが、凝りを手軽に和らげるには温め…

筋・筋膜性疼痛症候群

JFKも痛みに悩まされた!? 筋・筋膜性疼痛症候群 営業ひと筋のKさん、51歳。 長年、下半身の激痛に悩まされてきた。 椎間板ヘルニアを指摘されているが、手術するほどではないという──。 痛みの原因の多くは筋肉にある。 このことはあまり知られていない。 米…